胸の痛みと微熱、コロナウイルス感染?

33歳・男性の健康相談

10日ほど前から咳やクシャミ時に右胸(肺?)に痛みを生じる。現在はだいぶ良くなった。
10日ほど37-37.2の微熱が続いている。
相談日:2020/04/05

相談者が特に気になっている症状

喉が乾く 胸が痛い

この相談の目的

受診の必要性が分からない どんな病気なのか分からない 医療機関を探している 0
男性・33歳
身長 173cm・体重 65kg
相談時の体温:37℃
食欲:ある
顔色:ふつう
症状が始まった時期:1週間前

この健康相談に対して、3名の医師からの回答がありました
1件目の回答

最寄りの医療機関を受診しましょう

消化器内科(胃腸内科)医師からの回答
その他の標榜診療科:内科, 感染症内科

経過が長く、胸膜炎の疑いがあります
胸膜炎とは、肺の表面あるいは胸壁を覆っている胸膜に炎症が起きた状態を指します。

原因
胸膜に炎症をもたらす原因はさまざまで、主な原因として感染症やがん、膠原病こうげんびょうなどがあげられます。なかでも、日本ではがんと結核に関連した胸膜炎が多いと報告されています。

感染症では、細菌性肺炎に続発する形で胸膜炎が生じることがあります。また、インフルエンザや結核などが原因となることもあります。がんに関連した胸膜炎としては、肺がんが代表的です。そのほか、胸膜中皮腫や他の臓器にあるがんが胸膜に転移することで胸膜炎を発症することもあります。

さらに、関節リウマチや全身性エリテマトーデスなどの膠原病、薬剤(アミオダロン、ブレオマイシンなど)、骨折などの外傷関連、アスベストなども胸膜炎の原因となることがあります。以上のように、胸膜炎の原因は多岐に渡るため、原因に応じて胸膜炎の治療経過は大きく異なります。

症状
胸膜炎を発症すると、胸の痛みや息苦しさなどの症状が現れます。また、大きく深呼吸をすると胸の痛みは強くなるため、小刻みに小さく呼吸をするようになります。そのほか背中に痛みが生じたり、咳や発熱などがみられることもあります。

そのほか、原因疾患に関連した症状が併発することもあります。たとえば、インフルエンザであれば高熱や関節痛、倦怠感が生じますし、結核であれば体重減少や微熱、慢性的な咳などを生じる可能性があります。こうした随伴症状から原因疾患を探ることもできるため、症状の確認はとても大切です。

検査・診断
胸膜炎では以下のような検査を行います。

胸部単純レントゲン撮影
CT撮影
超音波検査(エコー)
血液検査 など
レントゲンやCT、超音波検査などの画像検査では、胸水が溜まっているかどうかを評価したり、肺炎や肺がん、胸膜中皮腫などの原因を画像的に検索することもできます。血液検査では、感染症の評価や膠原病に関連した自己抗体の検索なども行うことができます。

また、胸に針を刺し貯留した胸水を採取する検査を行うこともあります。胸水を詳細に評価することで、結核やがんの有無など原因を同定するうえで重要な情報を得ることが可能です。なお胸の痛みが、心臓が原因であることもあります。心筋梗塞の場合は、より迅速に治療を行う必要があるため、鑑別のために心電図を行うこともあります。

治療
胸膜炎の治療は、症状を和らげる対症療法と、胸膜炎の原因に対する治療に大きく分けることができます。対症療法では、胸膜炎の痛みを取り除くために鎮痛剤の使用を検討します。また、呼吸症状に対しては胸水を排除するために胸に針を刺して排液する治療を行うことがあります。

胸膜炎の原因に対する治療はインフルエンザが原因であれば抗インフルエンザ薬を使用しますし、細菌が原因であれば抗生物質を使用します。結核が原因となって胸膜炎が生じている場合には抗結核薬を使用しますが、治療期間が長期的になることがあります。がんの場合には化学療法や手術、放射線療法、胸膜癒着術などが行われますし、膠原病であればステロイドなどが検討されます。

原因に対してのアプローチを行うことが大切な胸膜炎ですが、原因は多岐に渡ります。そのため、原因を正確に特定したうえでの治療介入を行うことがとても重要です。

呼吸器内科を受診しましょう

推奨診療科と医療機関タイプ

呼吸器内科

可能性のある病気

胸膜炎

※この病名は、相談者から一方向的に送信された相談内容に基づき、回答者である医師があくまで「可能性がある」と感じた病気・疾患名であり、正式な診断ではありません。あなた自身の体調について気になる点がある場合、本サイトのコンテンツのみで判断せず、必ず医師の診察を受けて判断してください。

特に気をつけること:
参考とするWebサイト:

2件目の回答

自宅で安静にしていましょう

内科医師からの回答

ご質問ありがとうございます。ご相談内容、拝見いたしました。 おからだがご不調の様子、ご心配のことでしょう。記載いただいた情報で考える限り、風邪が疑われます。 風邪はウィルス感染症であり、特効薬と呼べるレベルの治療薬はありません(風邪薬も市販のものと病院処方のもので効果に大差ありませんし、風邪薬を早く飲んだからといって治りが早くなるということも科学的には立証されていません)で、現実的には時間が薬というところです。それでも、一般的な「風邪」で薬物治療をするとすれば、高熱で辛ければ解熱剤、咳が止まらなくて辛ければ咳止め、などの「症状」を抑える対症療法しかありません。十分な栄養と水分補給、静養により自己免疫力を高めて治すのが一番です。 抗生剤も無効ですが、上記のような解熱鎮痛剤などの治療薬(市販もされています)をご希望でしたら、お近くの内科を受診されてもいいですが、医療機関でコロナウィルスをうつされるリスクもありますので、自宅で安静が無難だと思います。受診されるなら必ず事前で電話をしてから受診ください。なお、抗生剤は使えば使うほど効かなくなります(耐性菌ができてしまいます)。抗生剤は本来、細菌感染症に限って使用すべきものですが、風邪やインフルエンザなどウィルス感染症でも処方されることが少なくありません。抗生剤を濫用すると耐性菌が出来てしまって、肝心な時に薬が効かない状況になりかねません。あるいは、細菌感染症であっても効果の乏しい抗生剤を悪気なく、処方してしまう医師もいます。この場合も、やはり、耐性菌を生むことになってしまいます。耐性菌は家庭内を含めて、ヒトからヒトに伝播するので、社会的な問題にもなっております。特に、抵抗力の弱い、子供さんやお年寄りには由々しき問題です。そういった方で耐性菌による感染症が生じてしまうと、菌を叩く抗生剤が無いという状況にもなりかねません。 安易に抗生剤を処方する医師への受診は避けることをお勧めします。
なお、喫煙は百害あって一利なしです。コロナウィルスにかかった場合でも重症化しやすいと報告されています。タバコを吸いつづけながら、体調を回復させるのは無理があると思います。 タバコを続ければ、将来的には癌や脳卒中、心筋梗塞、COPD(慢性閉塞性肺疾患:肺が破壊されて酸素を吸って生活しないといけなくなります)だけでなく認知症の原因にもなり得ます。 すぐに禁煙してください。お近くの、通いやすい禁煙外来を受診されてもいいでしょう。 ちなみに、タバコの本数を減らすことや軽いタバコにする、電子タバコにするということも無意味です。 残念ながら完全に禁煙しないと病気のリスクは減りません。 また、タバコを吸うと気持ちが落ち着くという意見もありますが、実際はニコチン依存によって、脳がニコチンの補給なしには正常に働かない状況になっています。ニコチンが切れてくると「ニコチンが欲しい」と脳が訴え、イライラしたり落ち着きがなくなったりします。そのため、次のタバコ(ニコチン)を吸うまで、ニコチン切れのストレスと戦うことになります。つまりは、タバコがイライラを強めている訳です。また、がん検診の対象年齢でいらっしゃる場合は自治体の案内通りにがん検診を受けてください。

推奨診療科と医療機関タイプ

呼吸器内科 感染症内科

可能性のある病気

微熱

※この病名は、相談者から一方向的に送信された相談内容に基づき、回答者である医師があくまで「可能性がある」と感じた病気・疾患名であり、正式な診断ではありません。あなた自身の体調について気になる点がある場合、本サイトのコンテンツのみで判断せず、必ず医師の診察を受けて判断してください。

特に気をつけること: 禁煙

3件目の回答

最寄りの医療機関を受診しましょう

消化器内科(胃腸内科)医師からの回答
その他の標榜診療科:内科

十日間も微熱が続いており咳をすると左の胸が痛むということ であり 左の胸に 原因がある感染症であろうかと思われます左の胸に原因がある感染症と言いますと 胸膜炎という可能性があります強膜炎というのは肺炎などが悪化して肺の周りを包んでいる胸膜に炎症が起こってしまう病気です 肺炎では痛みが出ることはなく呼吸困難や発熱咳といった症状に止まりますが胸膜炎になりますと肺を包んでいる膜に炎症がおこるために痛みが出ます ただし通常の風邪や肺炎であっても咳をしすぎて肺の周りを囲んでいる 肋間の筋肉に筋肉痛が起こることによって痛みと感じることもあります 乾物のポイントとしますと大きく深呼吸をした時に 肺の中が痛く感じれば胸膜炎の可能性があり それほど大きな痛みでは なく、 筋肉痛のような痛みであれば 咳のしすぎによる筋肉ということになります誰か同じように大きく呼吸をする時に痛みが出ますので非常に紛らわしいかとは思います 診断は胸のレントゲン検査や CT 検査で可能ですまたそもそも胸膜炎では必ず炎症反応は上がるでしょう 正しい建材新型コロナウイルス感染症の流行しており新型コロナウイルス感染症が胸膜炎となるという報告はあまり聞いたことがありませんけれども熱が続いていると状況を考えると コロナウイルス感染症による症状という可能性も否定できません一度保健所にご相談して PCR 検査の ご相談をしてみてはいかがかと思います

推奨診療科と医療機関タイプ

内科 呼吸器内科

可能性のある病気

胸膜炎 微熱

※この病名は、相談者から一方向的に送信された相談内容に基づき、回答者である医師があくまで「可能性がある」と感じた病気・疾患名であり、正式な診断ではありません。あなた自身の体調について気になる点がある場合、本サイトのコンテンツのみで判断せず、必ず医師の診察を受けて判断してください。

特に気をつけること:
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