相談内容に記載した「2週間以上続く強い空咳(発熱なし)」につきまして、64歳喘息傾向という状況を鑑み、新型コロナを疑って受診するべきか、自宅で待機するべきか、迷っております。

64歳・男性の健康相談

症状:2週間あまり前から、乾いた咳が出るようになり、咳の強さと頻度がだんだん増えてきました。特に、あおむけに寝たときと、空気を強く吸ったとき(家人と話す、笑うなど)のときに咳き込みます。咳は、ゲホゲホと激しく連続した後、最後にウーンという音と共にと大きな吸気がはいるようなもので、本人も家人も、あまり聞いたことのない咳です。熱や鼻水、痰などはありません。軽い倦怠感があるとのことですが、てんかんの薬を飲んでいて、常に倦怠感があるため、咳との関連は分かりません。ここ数日、起立時に、軽いめまいがあるそうでうす。
その他:15歳から55歳まで喫煙していました。ここ10年程度は全く吸っていません。常から軽い咳が出やすい傾向があります。その咳について、半年余り前に、呼吸器科のクリニックを受信し、胸部X線写真を撮っていただいたところ、特に異常はなく、ぜんそく用のステロイドを処方して頂きました。
相談日:2020/04/27

相談者が特に気になっている症状

咳が出る

相談者が感じているその他の症状

呼吸時に音がする 新型コロナウイルス(新型肺炎)

この相談者が服用している薬

ゾルピデム、リボトリール、イフェクサーラミクタール、イーケプラ

この相談の目的

受診の必要性が分からない
男性・64歳
身長 190cm・体重 78kg
相談時の体温:36℃
食欲:ある
顔色:ふつう
症状が始まった時期:1ヶ月前

この健康相談に対して、2名の医師からの回答がありました
1件目の回答

自宅で安静にしていましょう

呼吸器外科医師からの回答
その他の標榜診療科:内科, 呼吸器内科, 心臓血管外科(循環器外科)

現時点で考えられる病状はとしては風邪などの感冒をきっかけとした気管支炎が長引いている状態だと思います。症状が続く原因として、過去の喫煙も勿論ですが、緊急事態宣言に伴う外出自粛による閉塞的な日常生活や毎日のコロナウイルス関連の報道による精神的ストレスの影響もかなりあると個人的には考えます。
相談者様は37.5度以上の発熱や肺炎を疑う症状もないようですので、治療方針としては十分な栄養と睡眠をおとりになることが推奨されます。症状があれば市販の総合感冒薬をご使用になっても良いですが、発熱があるようでしたらお仕事は2~3週間程度は避けるべきです。
相談者様が感染していない場合、医療機関を何度も受診されることで本当にコロナウイルスに感染してしまうリスクがあります。感染を避けるためには可能な限りで自宅療養頂くことをお勧めいたします。今後は発熱や呼吸困難の症状が出現したときにはすぐに医療機関に受診されるようくれぐれもご注意下さい。

現時点では相談者様が既にコロナウイルスに感染している可能性も否定できません。先月のニュースでは味覚や嗅覚障害をきっかけに発見される例も報告がありました。今後も新たな症状での感染発見例の報告があるでしょう。
相談者様に理解して頂きたいことは、多くの感染者の方は感冒様症状が続いた後に数週間程度で抗体が体内に出来て自然治癒します。重症化するのは高齢者や糖尿病などの慢性的な持病をお持ちの方に多いとされます。政府は医療機関を重症の患者さんを優先して治療に当てるため、軽症患者さんの治療方針は自宅療養もしくは宿泊所での待機が基本になっております。

自宅隔離については同居中のご家族がおられるのであれば自主的な隔離が必要です。普段の会話は2m以上離れるようにしましょう。また食卓を別にしたり、入浴は最後にされたりなど自宅隔離のマニュアルもございますので厚生労働省や国立国際医療センターのWEBをご確認下さい。
繰り返しにはなりますが、感染を避ける上で最も気を付けたいのは「不必要な場合は病院に行かないこと」です。現時点で最も感染の危険が高い場所は発熱した患者さんが多く訪れているクリニックや病院といえます。今後の経過で医療機関を受診されることになった場合には手洗いやマスクなど出来る範囲で構いませんので感染防御に努めて受診されるようお願い申し上げます。ご参考になれば幸いです。

推奨診療科と医療機関タイプ

内科 呼吸器内科 感染症内科

可能性のある病気

気管支炎

※この病名は、相談者から一方向的に送信された相談内容に基づき、回答者である医師があくまで「可能性がある」と感じた病気・疾患名であり、正式な診断ではありません。あなた自身の体調について気になる点がある場合、本サイトのコンテンツのみで判断せず、必ず医師の診察を受けて判断してください。

特に気をつけること:
参考とするWebサイト:

2件目の回答

普段どおりで様子を見ましょう

血液内科医師からの回答
その他の標榜診療科:内科, 感染症内科, 呼吸器内科, 消化器内科(胃腸内科)

経過が長く、高熱も無いことから、コロナは疑いません。自宅で様子を見れば良いです。ダニやホコリを除くため掃除を徹底してください。

推奨診療科と医療機関タイプ

呼吸器内科

可能性のある病気

気管支喘息

※この病名は、相談者から一方向的に送信された相談内容に基づき、回答者である医師があくまで「可能性がある」と感じた病気・疾患名であり、正式な診断ではありません。あなた自身の体調について気になる点がある場合、本サイトのコンテンツのみで判断せず、必ず医師の診察を受けて判断してください。

特に気をつけること:
参考とするWebサイト:
この相談と関連する他の症状

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