1週間ほど前に発熱37.6℃を確認し、その日以降微熱が続いています。
（36.8-37.6℃で体温が上下しています）
倦怠感はありますが、味覚臭覚の異常や、咳が出るような目立った症状はありません。

新型コロナウイルスの感染疑いがあると思い保健所へ相談したところ、重症ではないため検査を断られました。
私の勤める会社の方から何とか医師の診断結果が欲しいとの連絡を受けているのですが、現在の私の健康状態からして外出すべきではない症状と思い困っています。

上記症状から考えられる診断、アドバイス等をいただけないでしょうか。

相談者が特に気になっている症状

相談者が感じているその他の症状

この相談の目的

新型コロナウイルスというのは、感冒症状、いわゆる風邪症状や肺炎症状を起こすウイルスです。最近報道されている、嗅覚異常や味覚異常というのも、これらの症状の一つとして説明可能な症状です。記載されている情報からは新型コロナウイルスに感染している可能性はそれほど高くはないと思います。ただ、新型コロナウイルスに感染していても、ほとんど症状がない方という人もいます。ですので、新型コロナウイルスに感染している可能性が全くないわけではないとも思います。もし、身近な人に、新型コロナウイルスに感染した人がいるということであれば、あなたも感染していたとしても不思議ではないと思います。一方、もし、あなたが新型コロナウイルスに感染しているとしても、現状では、特効薬と呼べるような積極的な治療法というのはありません。そうすると、治療の基本は、十分な休息をとって安静にしていること、十分な栄養を摂ることになります。幸いにも食欲はあるということですし、しっかりと栄養を摂るようにしてください。また、この時期は空気が乾燥しているので、加湿器を使うなどして、空気の乾燥を防ぐというのも大切です。風邪のような症状が出てくるようであれば、市販の総合感冒薬を内服してもらってもいいと思います。

熱に関しては、37.5度程度までの熱というのは正常範囲内と考えてもいいような熱になります。また、通常、人の体温というのは、就寝後から起床時までは低く、起床後から徐々に上がり始めるという特徴があります。ですので、朝に低く、夜に高いというのは正常範囲内の変動ということにもなります。

新型コロナウイルスの感染については、可能性は低いとは思いますが、否定はできないと思います。今の状態であれば、感染している可能性を考え、自宅で安静にしておいてもらうのがいいと思います。

推奨診療科と医療機関タイプ

可能性のある病気

※この病名は、相談者から一方向的に送信された相談内容に基づき、回答者である医師があくまで「可能性がある」と感じた病気・疾患名であり、正式な診断ではありません。あなた自身の体調について気になる点がある場合、本サイトのコンテンツのみで判断せず、必ず医師の診察を受けて判断してください。

ご相談者様のお悩みなご様子を拝読させて頂きました。同じような環境で板挟みになって、皆さん大変困ってどうしてよいかわからない状況です。お力にならないかもしれないですが、以下の方法をお試しください。

1.上司を説得する：新型コロナウイルス感染症はPCR検査で確定しますが、重症の肺炎があり確定診断が必要な方を優先に行っています。今後ドライブスルー検査などで軽症者や希望者に検査ができるようになると聞いているので、それまでは待ってほしいとお願いしてみて下さい。

2.保健所や相談センターでの会話を録音する：自分でできる限りのことはしたが現在の医療システムでは診断書をもらう事が困難であることを証明するために、会話を録音して上司にお話して下さい。

3.献血に行く：献血では必ず担当医師がいて、病気が無いかを確認してから採血を行います。献血が出来たという事は問題となる急性疾患が無かったという間接的な証拠になります。ただし証明書や診断書の形での書類は出ないです。

４.人間ドックや健康診断を利用する：自費診療になりますがドックで問題が無い結果なら間接的な証拠になります。

ご自宅での経過観察や待機が優先されますが、外出可能な時点でご検討頂ければと思います。
 

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まず、ご記載の内容からだけで新型コロナウイルス（COVID19)感染症か否か、についての判断は困難です。現状の日本の診療体制では、重症例以外の患者さんへの積極的なPCR検査については（クラスターでの濃厚接触者などの条件が満たされていない限り）おそらく行わない、行えない状況でしょう。会社の方への報告については保健所から検査不要と言われたとお伝えいただくしか無いと思います。一般の医療機関を受診してもまず明確な診断はできませんし、更にいうと今の状況であると軽度の発熱患者さんの場合、診察自体断られる可能性があります。ですので、現時点でご本人が出来ることというと安静、十分な水分摂取、手洗い、マスク着用の励行、不要不急の外出の抑制、などといった一般的な対応をとっていただくということになるでしょう。発熱についてはだるかったりするようなら市販の解熱剤（イブプロフェンでもロキソプロフェンでも、特に現時点ではコロナウイルス感染症増強因子とはなっていません）を使用していただいていいでしょう。今後、呼吸困難感などが生じるようであれば、再度保健所や帰国者接触者相談窓口に連絡していただいて、対応を仰いでください。

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1週間ほど前に発熱37.6℃を確認し、その日以降微熱が続いています→→→ご時世、コロナは否定できません。ただ、他にコロナに特徴的な症状がなければPCR検査の対象にはならないということですね。診断にはPCR検査しかありませんし、検査の偽陰性もあり得ます（ですから、陽性であれば感染はが確定します）。「医師の診断結果が欲しい」とのことですが、PCR検査ができない以上、出勤の可否は医師でも判断できないと思います（おそらく自宅待機を勧められるとは思います）。念には念を入れるということであれば、２週間の自宅待機になりますが、濃厚接触などなければ、数日間自宅待機して症状や体調が回復したら出勤する、というのが現実的のように思います。勿論、手洗い励行、マスクなどの感染対策はしっかり継続ください。

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