微熱が続いている。腎結石かと思ったが違うと診断された

52歳・男性の健康相談

4月30日の夜中に普段は一度位しか起きていかないのに三度尿意を催し、トイレ後も若干残尿感を感じた。翌朝少し熱っぽく7.4度あり昼間に一旦6.8度に下がったが夜にまた7.3度に上がった。食欲も普段通りで咳や喉の痛みもなく味覚も問題ない。
身体の症状としては腹部のはりと右腰の軽い鈍痛。1日の夜、熱がまだあったので以前貰っていたカロナールを服用した所、翌2日朝は5度台に熱は下がり過去の経験値より結石の可能性があると思い2日午前中に泌尿器科を受診。CT検査、診断の結果では腎臓には石があるが尿管、膀胱には見受けられない。また尿自体も正常値との結果で、強いてあげられるとすれば画素を見る限り右側の前立腺が腫れてる感があるとのことで経過観察となりクラビットとレボフラキサシンを処方された。2日の診察では血液検査はしなかった。
病院から戻り食欲は普通、咳も喉の痛みもないが夕方からまた少し熱が上がり7.1度になった。3日朝5時半の時点で熱は6.8度で、やはり熱が続くせいか若干身体が重い、平熱は6度丁度位。まだ腰の軽い痛みはある感じがあり、熱が続くのでコロナの可能性もあるのか相談したく宜しくお願いします
相談日:2020/05/03

相談者が特に気になっている症状

微熱がある お腹が張る

この相談者が異常を感じている部位

この相談者が服用している薬

コレステロールを下げる薬

この相談の目的

セカンドオピニオン どんな病気なのか分からない
男性・52歳
身長 176cm・体重 65kg
相談時の体温:37℃
食欲:ある
顔色:ふつう
症状が始まった時期:2-3日前

この健康相談に対して、1名の医師からの回答がありました
1件目の回答

自宅で安静にしていましょう

内科医師からの回答

ご質問ありがとうございます。ご相談内容、拝見いたしました。 おからだがご不調の様子、ご心配のことでしょう。記載いただいた情報で考える限り、風邪などのウィルス感染症が疑われますが、新型コロナウイルス感染症は発熱、一般の風邪症状や頭痛、下痢、結膜炎、味覚障害、嗅覚障害を呈することもあり、その可能性は否定はできないところながら、現時点では検査も簡単には出来ない状況であり、診断自体が難しいところです。酸素吸入が必要なレベルの呼吸困難といった入院を要する症状がない場合は、現状では治療法も確立しておりませんので、基本的には経過観察しかありません。 ただし、風邪でもコロナウィルス感染症でも漢方(原則、ネットでも買えます)が有効な可能性はありまして、軽症~中等症の時期で肺炎を生じていない前提で、  ①表証(寒気やほてり、筋肉の痛みなど感覚的にわかる不調)だけの初期の場合:葛根湯+小柴胡湯加桔梗石膏、  ②表証ははっきりあるが、咳嗽も認めだした場合:葛根湯+小柴胡湯加桔梗石膏+麻杏甘石湯(五虎湯)  ③表証はほぼなく、咳嗽が主体になってきた場合: 柴朴湯+清肺湯 (+麻杏甘石湯) 、が候補になろうかと思います。どうあれ、手洗い、マスク着用などをしていただいて周囲にうつさないように生活してください。外出や出勤、登校はやめましょう。もちろん、今後、呼吸困難などがあれば帰国者・濃厚接触者相談窓口に連絡して、受診先の病院をどこにするかなどの指示を仰いでください。 ただし、相談センターも人手が限られておりますので、重症でなければ、お電話も極力、控えてください。また、医療機関を受診される場合も、くれぐれも事前連絡なしに受診することは厳に慎んでください。 一般の風邪であった場合はウィルス感染症であり、上記の漢方を使ってもいいですが、特効薬と呼べるレベルの治療薬はありません(風邪薬も市販のものと病院処方のもおので効果に大差ありませんし、風邪薬を早く飲んだからといって治りが早くなるということも科学的には立証されていません)で、現実的には時間が薬というところです。それでも、一般的な「風邪」で薬物治療をするとすれば、高熱で辛ければ解熱剤、咳が止まらなくて辛ければ咳止め、などの「症状」を抑える対症療法しかありません。十分な栄養と水分補給、静養により自己免疫力を高めて治すのが一番です。 抗生剤も無効ですが、上記のような解熱鎮痛剤などの治療薬(市販もされています)をご希望でしたら、お近くの内科クリニックを受診されてもいいですが、医療機関でコロナウィルスをうつされるリスクもありますので、自宅で安静が無難だと思います。受診されるなら必ず事前で電話をしてから受診ください。なお、抗生剤は使えば使うほど効かなくなります(耐性菌ができてしまいます)。抗生剤は本来、細菌感染症に限って使用すべきものですが、風邪やインフルエンザなどウィルス感染症でも処方されることが少なくありません。抗生剤を濫用すると耐性菌が出来てしまって、肝心な時に薬が効かない状況になりかねません(副作用に見舞われる可能性もあります)。
仮に前立腺炎という診断が正しいとしても、前立腺炎を含め尿路感染症は主に大腸菌でおきますが、クラビットがすでに市中で濫用されてきた結果、大腸菌のクラビット耐性化が進んでおり、効果が期待できないため、あまり推奨されていません。

あるいは、細菌感染症であっても効果の乏しい抗生剤を悪気なく、処方してしまう医師もいます。この場合も、やはり、耐性菌を生むことになってしまいます。耐性菌は家庭内を含めて、ヒトからヒトに伝播するので、社会的な問題にもなっております。特に、抵抗力の弱い、子供さんやお年寄りには由々しき問題です。そういった方で耐性菌による感染症が生じてしまうと、菌を叩く抗生剤が無いという状況にもなりかねません。 安易に抗生剤を処方する医師への受診は避けることをお勧めします。

推奨診療科と医療機関タイプ

感染症内科

可能性のある病気

夜間咳

※この病名は、相談者から一方向的に送信された相談内容に基づき、回答者である医師があくまで「可能性がある」と感じた病気・疾患名であり、正式な診断ではありません。あなた自身の体調について気になる点がある場合、本サイトのコンテンツのみで判断せず、必ず医師の診察を受けて判断してください。

特に気をつけること: http://amr.ncgm.go.jp/general/1-2-1-1.html
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