鼻汁と喘鳴の症状が落ち着きません。

23歳・女性の健康相談

3週間ほど前に喘息の発作が強くでたので薬を貰いました。それからずっとかかさずに薬を吸引してます。(用法容量厳守)同時期に鼻水がよく出るようになりました。花粉症などの薬は服用しておりません。ですが喘鳴が微かに残り、痰が絡んで喉に詰まり咳き込みます。痰は透明なゼリー状が多く黄色味はありません。鼻水は黄色味がかっていることがあり、鼻をかんでも鼻の通りが良くなりません。喘息の薬を服用してから唇や口腔内の乾きがよく見られます。喘息のような症状が長く続き息切れ疲労感があります。熱は特に上がることもなく、35°台から36°台を行ったり来たりしています。新型コロナウイルスは熱が無いこともあるようなので心配になりました。
相談日:2020/04/30

相談者が特に気になっている症状

鼻づまり 痰が出る・からむ 呼吸が苦しい

この相談者が服用している薬

アドエアエアゾール メプチンスイングヘラー

この相談の目的

受診の必要性が分からない どんな病気なのか分からない 原因が分からない 専門機関に相談すべきなのか
女性・23歳
身長 163cm・体重 87kg
相談時の体温:35℃
食欲:ある
顔色:ふつう
症状が始まった時期:1ヶ月前

この健康相談に対して、3名の医師からの回答がありました
1件目の回答

自宅で安静にしていましょう

呼吸器外科医師からの回答
その他の標榜診療科:内科, 呼吸器内科, 心臓血管外科(循環器外科)

現時点で考えられる病状は喘息をきっかけに発症した気管支炎や副鼻腔炎が長引いている状態だと思います。
症状が続く原因として、緊急事態宣言に伴う外出自粛による閉塞的な日常生活や毎日のコロナウイルス関連の報道による精神的ストレスの影響もあると考えます。
相談者様は37.5度以上の発熱が発生しておりますが、肺炎を疑う症状はないようですので、治療方針としては十分な栄養と睡眠をおとりになることが推奨されます。
おそらくは濃厚接触者の方にコロナウイルス感染確定の方がおられない限りはPCR検査の対象とはなり得ないでしょう。症状があれば市販の総合感冒薬をご使用になっても良いですが、発熱があるようでしたらお仕事は2~3週間程度は避けるべきです。
相談者様が感染していない場合、医療機関を何度も受診されることで本当にコロナウイルスに感染してしまうリスクがあります。感染を避けるためには可能な限りで自宅療養頂くことをお勧めいたします。今後は発熱や呼吸困難の症状が出現したときにはすぐに医療機関に受診されるようくれぐれもご注意下さい。

現時点では相談者様が既にコロナウイルスに感染している可能性も否定できません。先月のニュースでは味覚や嗅覚障害をきっかけに発見される例も報告がありました。今後も新たな症状での感染発見例の報告があるでしょう。
相談者様に理解して頂きたいことは、多くの感染者の方は感冒様症状が続いた後に数週間程度で抗体が体内に出来て自然治癒します。重症化するのは高齢者や糖尿病などの慢性的な持病をお持ちの方に多いとされます。政府は医療機関を重症の患者さんを優先して治療に当てるため、軽症患者さんの治療方針は自宅療養もしくは宿泊所での待機が基本になっております。

自宅隔離については同居中のご家族がおられるのであれば自主的な隔離が必要です。普段の会話は2m以上離れるようにしましょう。また食卓を別にしたり、入浴は最後にされたりなど自宅隔離のマニュアルもございますので厚生労働省や国立国際医療センターのWEBをご確認下さい。
繰り返しにはなりますが、感染を避ける上で最も気を付けたいのは「不必要な場合は病院に行かないこと」です。現時点で最も感染の危険が高い場所は発熱した患者さんが多く訪れているクリニックや病院といえます。今後の経過で医療機関を受診されることになった場合には手洗いやマスクなど出来る範囲で構いませんので感染防御に努めて受診されるようお願い申し上げます。ご参考になれば幸いです。

推奨診療科と医療機関タイプ

呼吸器内科 感染症内科

可能性のある病気

気管支炎

※この病名は、相談者から一方向的に送信された相談内容に基づき、回答者である医師があくまで「可能性がある」と感じた病気・疾患名であり、正式な診断ではありません。あなた自身の体調について気になる点がある場合、本サイトのコンテンツのみで判断せず、必ず医師の診察を受けて判断してください。

特に気をつけること:
参考とするWebサイト:

2件目の回答

最寄りの医療機関を受診しましょう

内科医師からの回答
その他の標榜診療科:糖尿病内科(代謝内科), 呼吸器内科, 循環器内科, 麻酔科

 現時点では濃厚接触がなくても多くが感染経路不明で、特徴的な症状がないために、文面やエピソードからは新型コロナウイルス感染症を完全には否定はできません。新型コロナの疑いでの受診の基準の一つ目は「風邪の症状や37.5℃以上の発熱が4日以上続いていること」、二つ目に「強いだるさ(倦怠感)や息苦しさ(呼吸困難)があること」が挙げられます。頂いたエピソードからはこれらには該当しないと思います。高齢者や免疫が弱くなる基礎疾患をお持ちの方はこれよりも早く受診相談が必要です。確定診断のためのPCR法による血液検査についても個々の医療機関のなかで調べられるものでもなく、特定の機関へ送っての検査になるようなのでキャパシティーの限られた現時点ではどなたでも簡便に検査をすることが困難な状況かと思いますが、施設によってはPCRほどの正確性はないものの、短時間である程度の正確性をもって感染の有無を判定できる簡易キットがあるところもあります。またコロナの心配で受診する場合は都道府県ごとに受診する窓口がきまっていまして、「帰国者・接触者外来」がありますので「帰国者・接触者相談センター」にまず電話で問い合わせのうえ受診するようにして下さい。頂いたエピソードからは通常の上気道炎としての咽頭炎や扁桃炎、気管支炎、喘息の発作の可能性のほうが高いかと思いますので上記相談センターに問い合わせて受診不要や、待機の指示が出たら喘息でかかりつけの呼吸器内科専門医を受診するのもよろしいかと思います。
 喘息をお持ちとのことで一歩早く受診を勧められる可能性はあります。受診までには喘息の吸入薬をしっかりと行い、気管にもともとある炎症を最小化しておくことで新たに感染症をもらうリスクを低くできると思います。日常生活ではマスク、部屋の加湿、のど飴(薬局で購入できるトローチもお勧めです)などで、喉と気道の保護をすると良いと思います。

推奨診療科と医療機関タイプ

呼吸器内科

可能性のある病気

気管支炎 気管支喘息

※この病名は、相談者から一方向的に送信された相談内容に基づき、回答者である医師があくまで「可能性がある」と感じた病気・疾患名であり、正式な診断ではありません。あなた自身の体調について気になる点がある場合、本サイトのコンテンツのみで判断せず、必ず医師の診察を受けて判断してください。

特に気をつけること:
参考とするWebサイト:

3件目の回答

最寄りの医療機関を受診しましょう

皮膚科医師からの回答
その他の標榜診療科:アレルギー科, リウマチ科, 美容外科

喘息だけでなく、上気道感染症を併発しているものと思います。抗生物質の投与なども必要と思いますので、医療機関の受診をお勧めします。新型コロナウイルス感染症かどうかは判断が出来かねますが、印象としては異なると思います。いわゆる検査の基準ではなさそうですので、担当医とよく相談されてくださいますようお願い申し上げます。

推奨診療科と医療機関タイプ

呼吸器内科 耳鼻いんこう科

可能性のある病気

気管支喘息

※この病名は、相談者から一方向的に送信された相談内容に基づき、回答者である医師があくまで「可能性がある」と感じた病気・疾患名であり、正式な診断ではありません。あなた自身の体調について気になる点がある場合、本サイトのコンテンツのみで判断せず、必ず医師の診察を受けて判断してください。

特に気をつけること:
参考とするWebサイト:
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