４月１１日から３７度~37度５分が続いていて４月１３日医療機関を受診エックス線による肺炎の症状なし血液検査を行った
４月１４日午後から咳と３８度まで熱上昇
４月１５日医療機関を受診前回の血液検査異常なしもう一度エックス線を行い異常は見られなかった
１５日午後から３７度５分~３８度１分が続く
１６日~１９日まで３７度~３７度８分が続く
２０日熱が下がらないので別の病院へかかり血液検査とCTをとるが正常、喘息ではないかで吸入器を処方された。午後また熱が３７度５分以上に上がり咳も酷くなった。
２１日朝は３７度だったが午後から３７度後半が続いており喘息ではなく別の病気ではないかと不安である

相談者が特に気になっている症状

相談者が感じているその他の症状

この相談者が異常を感じている部位

この相談者が服用している薬

抑肝散　リボトリール　スピリーバレスピマッド

この相談の目的

現時点ではレントゲンで肺炎が否定されていることから感冒をきっかけに気管支炎が発症しているものと考えます。
37.5℃以上の発熱も出ているようですが、方針としては今しばらくご自宅で十分な栄養と睡眠をおとりになるべきです。
今後は咳だけでなく呼吸困難症状が出現すれば肺炎の可能性がでてきますので、直ぐに医療機関への受診が必要です。

相談者様が心配な気持ちもよく分かりますが、今すぐに医療機関に受診されることで本当にコロナウイルスに感染してしまうリスクがあります。ですのでこれを避けるためにも、できれば自宅療養頂くことをお勧めいたします。
また、現時点で相談者様が既にコロナウイルスに感染している可能性も否定できません。先月のニュースでは味覚や嗅覚障害をきっかけに発見される例も報告がありました。今後も新たな症状での感染発見例の報告があるでしょう。
相談者様に理解して頂きたいことは、多くの感染者の方は感冒様症状が続いた後に数週間程度で抗体が体内に出来て自然治癒します。重症化するのは高齢者や糖尿病などの慢性的な持病をお持ちの方に多いとされます。政府は医療機関を重症の患者さんを優先して治療に当てるため、軽症患者さんの治療方針は自宅療養もしくは宿泊所での待機が基本になっております。
自宅隔離については同居中のご家族がおられるのであれば自主的な隔離が必要です。普段の会話は2ｍ以上離れるようにしましょう。また食卓を別にしたり、入浴は最後にされたりなど自宅隔離のマニュアルもございますので厚生労働省のwebをご確認下さい。

繰り返しにはなりますが、感染を避ける上で最も気を付けたいのは「不必要な場合は病院に行かないこと」です。現時点で最も感染の危険が高い場所はクリニックや病院といえます。
再び医療機関を受診される場合は手洗いやマスクなど出来る範囲で構いませんので感染防御に努めて受診されるようお願い申し上げます。ご参考になれば幸いです。

推奨診療科と医療機関タイプ

可能性のある病気

※この病名は、相談者から一方向的に送信された相談内容に基づき、回答者である医師があくまで「可能性がある」と感じた病気・疾患名であり、正式な診断ではありません。あなた自身の体調について気になる点がある場合、本サイトのコンテンツのみで判断せず、必ず医師の診察を受けて判断してください。

いただいた内容を経過からまとめてみると、微熱と咳の症状は続いているものの、血液検査やCT検査では異常所見がないとのことですね。はっきりした診断がつかず、さぞ不安なお気持ちなこととお察しいたします。がいそう(咳)のガイドラインによると、急性の上気道炎に伴う咳は３週間までが急性期とされています。つまり、概ね３週間程度続くことが普通ということです。しかし発熱はそれでは説明がつきません。
新型コロナウィルス感染症については、連日さまざまな報道がなされていて、また東京都や大阪府、その近郊府県、さらに日本全国にひろがって緊急事態宣言が出されたこともあり、さぞご心配なこととお察しいたします。いただいた内容の症状からは、新型コロナウィルス感染症を完全に否定できるものではありません。一般的な急性上気道炎の症状と、新型コロナウィルス感染症の鑑別は困難であるからです。ここ最近はクリニックにおいても、新型コロナウィルス感染症について、院内感染を防ぐことに細心の注意を払っています。そのため発熱している患者さんの受診についてかなりナーバスになっているところもあると聞いています。まずは自宅安静がよいかと思います。
以下をご参考までにご覧下さい。
新型コロナウイルス感染症についての相談・受診の目安について（R02.3.22-厚生労働省）
新型コロナウイルスに関するQ&A（一般の方向け）（R02.04.08-厚生労働省）

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