おへその右10センチほどの部位に痛み

56歳・男性の健康相談

2/15に喉の痛みと発熱があり(36.4)  2/17に医療機関(耳鼻咽喉科)を受診、解熱剤と抗生物質を処方されました。症状があまり改善されないので2/21に内科を受診し、血液検査しましたが、感染症の異常はなし。
2/28に再受診し再度血液検査と肺のレントゲンするも、どちらも異常なし。(痛み止めと炎症止めを処方)その後新型コロナのこともあるので通院はせず、2週間近くは痛み止めや風邪薬の市販薬を飲みましたが昨日から右腹部に痛みがでました。痛みは強い方ではありませんが、歩いたり、深呼吸をしたり、患部を押すと痛みがあります。
相談日:2020/03/21

相談者が特に気になっている症状

喉が痛い 口が乾く 上腹部の右手側が痛い

この相談者が異常を感じている部位

この相談の目的

受診の必要性が分からない どんな病気なのか分からない
男性・56歳
身長 167cm・体重 72kg
相談時の体温:37℃
食欲:ある
顔色:ふつう
症状が始まった時期:前日

この健康相談に対して、3名の医師からの回答がありました
1件目の回答

自宅で安静にしていましょう

内科医師からの回答

ご質問ありがとうございます。ご相談内容、拝見いたしました。 おからだがご不調の様子、ご心配のことでしょう。記載いただいた情報で考える限り、感染性腸炎が疑われます。 その場合は風邪と同じく大半はウィルス感染症であり、特効薬と呼べるレベルの治療薬はありませんで、現実的には時間が薬というところです。しっかり水分をとってウィルスを便として出し切る必要があるので下痢止めは原則として控えた方がいいでしょう。 抗生剤もウィルスには無効で、むしろ腸内細菌のバランスが崩れて下痢が悪化することもありますが、整腸剤や鎮痛剤をご希望でしたら、お近くの内科を受診ください。 昨今、抗生剤の不適切な使用が問題視されております。抗生剤は使えば使うほど効かなくなります(耐性菌ができてしまいます)。本来は細菌感染症に限って使用すべきものですが、風邪などウィルス感染症でも処方されることが少なくありません。又は、細菌感染症であっても効果の乏しい悪気無く抗生剤を処方してしまう医師もいます。安易に抗生剤を処方する医師への受診は避けることをお勧めします。 抗生剤を濫用すると耐性菌ができてしまって、肝心な時に薬が効かない状況になりかねません。耐性菌はヒトからヒトに伝播するので、社会的な問題にもなっております。  但し、血便が出る場合は細菌性の可能性があり、抗生剤が有効なこともありますので、消化器内科や感染症内科を受診ください。 以上、ご参考になれば幸いです。 どうぞ、お大事になさってくださいませ。 一日も早く事態が好転されることをこころより祈念しております。 
なお、身長と体重に基づいたBMIの数値で機械的に判断すると、肥満もしくはそれに準じる状態にあられるようです(ただし、筋肉質でいっらしゃることでのBMI上昇なら肥満には該当しません)。 肥満があると、今回の症状で投薬を受ける場合、薬効が出難くなる可能性があります。また、肥満は、生活習慣病(高血圧、糖尿病、痛風、高コレステロール血症など)や脳卒中、心筋梗塞に限らず、癌の危険因子でもあります。 がん検診の対象年齢でおられるならばお住いの自治体の案内に従って毎年、がん検診を受けてください。ちなみに、女性の場合は40歳以上で乳がんの、20歳以上で子宮頸がんのがん検診が推奨されています。 体調が落ち着いたらぜひともダイエットも頑張りましょう。食べ物に関しては、特定のものを我慢するよりも、シンプルに野菜を多く摂取される「だけ」を意識されると、相対的に自然に炭水化物や肉類の摂取が減ってよろしいかと思います。 自力でのダイエットが難しいようでしたら、肥満外来を受診されてもいいでしょう。もしくは、漢方専門医を受診し、漢方薬の手を借りてもいいでしょう。漢方薬の中に、ダイエット効果のあるものがいくつかございます。但し、体質に合わせて選ばないと、効果が出にくいため、専門医の診察を受けた上で、漢方薬を選んでもらった方がよろしいでしょう。
なお、喫煙は百害あって一利なしです。コロナウィルスにかかった場合でも重症化しやすいと報告されています。タバコを吸いつづけながら、体調を回復させるのは無理があると思います。 タバコを続ければ、将来的には癌や脳卒中、心筋梗塞、COPD(慢性閉塞性肺疾患:肺が破壊されて酸素を吸って生活しないといけなくなります)だけでなく認知症の原因にもなり得ます。 すぐに禁煙してください。お近くの、通いやすい禁煙外来を受診されてもいいでしょう。 ちなみに、タバコの本数を減らすことや軽いタバコにする、電子タバコにするということも無意味です。 残念ながら完全に禁煙しないと病気のリスクは減りません。 また、タバコを吸うと気持ちが落ち着くという意見もありますが、実際はニコチン依存によって、脳がニコチンの補給なしには正常に働かない状況になっています。ニコチンが切れてくると「ニコチンが欲しい」と脳が訴え、イライラしたり落ち着きがなくなったりします。そのため、次のタバコ(ニコチン)を吸うまで、ニコチン切れのストレスと戦うことになります。つまりは、タバコがイライラを強めている訳です。また、がん検診の対象年齢でいらっしゃる場合は自治体の案内通りにがん検診を受けてください。

推奨診療科と医療機関タイプ

消化器内科

可能性のある病気

不明熱

※この病名は、相談者から一方向的に送信された相談内容に基づき、回答者である医師があくまで「可能性がある」と感じた病気・疾患名であり、正式な診断ではありません。あなた自身の体調について気になる点がある場合、本サイトのコンテンツのみで判断せず、必ず医師の診察を受けて判断してください。

特に気をつけること: https://gooday.nikkei.co.jp/atcl/column/15/111700006/061400008/?ST=m_medical

2件目の回答

最寄りの医療機関を受診しましょう

消化器内科(胃腸内科)医師からの回答
その他の標榜診療科:内科, 感染症内科

右下腹痛が現れるのは、胃や腸などの消化器の病気が原因になっていることが多く、ほかにも婦人科や泌尿器の病気が影響している可能性もあります。

胃や腸などの消化器の病気による右下の腹痛

胃や腸などの消化器の病気としては、虫垂炎、便秘、腸炎、憩室炎などが挙げられます。

虫垂炎

虫垂炎ちゅうすいえんとは、大腸の一部である盲腸の虫垂が炎症を起こす状態のことで、一般的に「盲腸」と呼ばれている病気です。

最も顕著な症状が右下腹痛で、初めはみぞおちあたりに痛みを感じ、徐々にお腹の右下に痛みが現れるのが典型的です。また、痛み以外に吐き気や食欲不振などの症状が現れる場合もあります。

便秘

便秘とは、排便が順調に行われない状態のことを指し、便がでない場合だけでなく、便の量が少ない、水分の少ない硬い便が出るなども含まれます。

お腹の左下にある大腸の一部のS字結腸に便が滞りやすいことから、左下腹痛が現れることが多いのですが、右下腹痛が生じることもあります。

原因によって異なりますが、腹痛のほかに腹部膨満感や食欲低下、吐き気・嘔吐などの症状が伴う場合もあります。

腸炎

腸炎とは、細菌やウイルスによる感染、アレルギー、薬などが原因となって腸が炎症を起こす病気です。炎症が起きる部位によっては右下腹痛が現れます。

腹痛のほかに下痢が現れることも多く、原因によっては発熱や吐き気・嘔吐、血便などの症状が伴うこともあります。

憩室炎

憩室けいしつとは、消化管の壁の一部が内側から外側にせり出した袋状のもので、細菌感染によって憩室に炎症を起こす病気のことを憩室炎といいます。

憩室は大腸にできることが多く、お腹の右側または右下に位置する大腸の上行結腸や盲腸などで憩室ができて炎症した場合には右下腹痛が生じます。また、発熱することもあり、憩室で出血が起きた場合には血便がみられる場合もあります。

消化器内科を受診しましょう。

推奨診療科と医療機関タイプ

消化器内科

可能性のある病気

大腸炎

※この病名は、相談者から一方向的に送信された相談内容に基づき、回答者である医師があくまで「可能性がある」と感じた病気・疾患名であり、正式な診断ではありません。あなた自身の体調について気になる点がある場合、本サイトのコンテンツのみで判断せず、必ず医師の診察を受けて判断してください。

特に気をつけること:
参考とするWebサイト:

3件目の回答

最寄りの医療機関を受診しましょう

内科医師からの回答
その他の標榜診療科:糖尿病内科(代謝内科)

質問、有難うございます。
症状を拝見すると、虫垂炎・憩室炎の可能性を考えます。
まずは近くの小規模医療機関(医院・クリニック・診療所)の内科・消化器内科に相談してください。
もし必要なら、大き目の医療機関(総合病院など)に紹介頂き、腹部超音波検査・腹部CT検査も受けるようにしてください。
虫垂炎の場合、緊急性が高いです。急ぎ目で受診することをお勧めします。

回答は以上です。
他に疑問がありましたら、気軽に相談してください。

推奨診療科と医療機関タイプ

内科 消化器内科

可能性のある病気

結腸憩室炎 虫垂炎

※この病名は、相談者から一方向的に送信された相談内容に基づき、回答者である医師があくまで「可能性がある」と感じた病気・疾患名であり、正式な診断ではありません。あなた自身の体調について気になる点がある場合、本サイトのコンテンツのみで判断せず、必ず医師の診察を受けて判断してください。

特に気をつけること:
参考とするWebサイト:
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