喉がヒリヒリ、会社に行ってよいか

26歳・女性の健康相談

喉が少し前からヒリヒリと痛いです。
コロナが流行っているので、会社に行っていいか迷ってます。しかし、普段から胃が重いのと、喉に違和感はあったので、逆流性食道炎かなとも思います。
相談日:2020/04/14

相談者が特に気になっている症状

だるい・倦怠感がある 喉が痛い 足がだるい

この相談者が異常を感じている部位

この相談の目的

受診の必要性が分からない
女性・26歳
身長 150cm・体重 53kg
相談時の体温:36℃
食欲:ない
顔色:ふつう
症状が始まった時期:2-3日前

この健康相談に対して、2名の医師からの回答がありました
1件目の回答

最寄りの医療機関を受診しましょう

消化器内科(胃腸内科)医師からの回答
その他の標榜診療科:内科, 感染症内科

現在、中国から全世界に感染が広がり、パンデミック(世界的に流行が拡大すること)となっている新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の症状は、軽症の場合と重症化した場合に分けることができます。初期症状では軽症で、発熱や咳など風邪のような症状がみられるほか、嗅覚・味覚障害が生じることがあります。また、重症化すると肺炎を発症します。
ただし、感染した人全員に症状がみられるとは限らず、無症状で経過する例もあります。軽症の段階でも重症化した段階でも感染力があり、人にうつると考えられていますが、無症状の人からうつる可能性は高くはないと考えられています。
しかし、日本でも東京など都市部で感染経路が追えない患者が多数発生している現状から、体調管理に気を配り、体調の変化を感じる場合には積極的なマスク着用を行い、感染拡大を防ぐようにすることが重要です。
以下では、新型コロナウイルスの症状を初期症状、重症化症状に分けてお伝えします。
新型コロナウイルス感染症の初期症状
新型コロナウイルス感染症の初期症状では、鼻水や咳、発熱、軽い喉の痛み、筋肉痛や体のだるさ(倦怠感)など、風邪のような症状が生じます。特に、37.5℃程度の発熱と強い体のだるさを訴える人が多いという特徴があります。
また、“においが分からない”“味が分からない”など、嗅覚・味覚障害が起きる人もいることが分かっています。そのほか、人によっては鼻詰まりや鼻水、頭痛、痰や血痰、下痢などが生じることがあります。
新型コロナウイルス感染症の初期症状はおよそ5~7日間程度続き、重症化しなければ次第に治っていきます。
新型コロナウイルス感染症が重症化すると
新型コロナウイルス感染症の初期症状が5〜7日間で軽快せず重症化すると、肺炎を発症し、呼吸が苦しくなる、いわゆる呼吸困難の状態に陥ることがあります。
また肺炎だけでなく、上気道炎や気管支炎など、そのほかの呼吸器系器官にも炎症が生じるケースもあります。
新型コロナウイルス感染症が重症化し、肺炎が生じても、半数以上の場合は症状に対する治療を行うことで徐々に回復します。しかし、肺炎が悪化し重篤化すると、急性呼吸器症候群(ARDS)や敗血症性ショック、多臓器不全などが起こり、場合によっては死に至るケースもあります。

新型コロナウイルス感染症を疑い鑑別に挙げるのは,次のような場合 と⾔えます. 
l 発症から4⽇以上症状が持続する場合 l 発症から 4 ⽇未満であっても,⾼齢者,基礎疾患を有する患者⼜は妊 娠中の⼥性の場合 l 経過中に肺炎様の症状が出現した場合
逆に⾔えば,⾼齢等の条件がない⼀般の患者において発症 4 ⽇未満の時点で新型コロナ ウイルス感染症とその他の疾患を鑑別することは,⾮常に難しいと⾔わざるを得ません. 

4日以上症状が続くならば、保健所に連絡して指示を仰ぎましょう。

推奨診療科と医療機関タイプ

内科

可能性のある病気

咽頭痛

※この病名は、相談者から一方向的に送信された相談内容に基づき、回答者である医師があくまで「可能性がある」と感じた病気・疾患名であり、正式な診断ではありません。あなた自身の体調について気になる点がある場合、本サイトのコンテンツのみで判断せず、必ず医師の診察を受けて判断してください。

特に気をつけること: 特になし
参考とするWebサイト: なし

2件目の回答

自宅で安静にしていましょう

内科医師からの回答

ご質問ありがとうございます。ご相談内容、拝見いたしました。 おからだがご不調の様子、ご心配のことでしょう。記載いただいた情報で考える限り、逆流性食道炎か風邪が疑われます。 風邪はウィルス感染症であり、特効薬と呼べるレベルの治療薬はありません(風邪薬も市販のものと病院処方のもので効果に大差ありませんし、風邪薬を早く飲んだからといって治りが早くなるということも科学的には立証されていません)で、現実的には時間が薬というところです。それでも、一般的な「風邪」で薬物治療をするとすれば、高熱で辛ければ解熱剤、咳が止まらなくて辛ければ咳止め、などの「症状」を抑える対症療法しかありません。十分な栄養と水分補給、静養により自己免疫力を高めて治すのが一番です。 抗生剤も無効ですが、上記のような解熱鎮痛剤などの治療薬(市販もされています)をご希望でしたら、お近くの内科を受診されてもいいですが、医療機関でコロナウィルスをうつされるリスクもありますので、自宅で安静が無難だと思います。受診されるなら必ず事前で電話をしてから受診ください。なお、抗生剤は使えば使うほど効かなくなります(耐性菌ができてしまいます)。抗生剤は本来、細菌感染症に限って使用すべきものですが、風邪やインフルエンザなどウィルス感染症でも処方されることが少なくありません。抗生剤を濫用すると耐性菌が出来てしまって、肝心な時に薬が効かない状況になりかねません。あるいは、細菌感染症であっても効果の乏しい抗生剤を悪気なく、処方してしまう医師もいます。この場合も、やはり、耐性菌を生むことになってしまいます。耐性菌は家庭内を含めて、ヒトからヒトに伝播するので、社会的な問題にもなっております。特に、抵抗力の弱い、子供さんやお年寄りには由々しき問題です。そういった方で耐性菌による感染症が生じてしまうと、菌を叩く抗生剤が無いという状況にもなりかねません。 安易に抗生剤を処方する医師への受診は避けることをお勧めします。

推奨診療科と医療機関タイプ

消化器内科 感染症内科

可能性のある病気

逆流性食道炎

※この病名は、相談者から一方向的に送信された相談内容に基づき、回答者である医師があくまで「可能性がある」と感じた病気・疾患名であり、正式な診断ではありません。あなた自身の体調について気になる点がある場合、本サイトのコンテンツのみで判断せず、必ず医師の診察を受けて判断してください。

特に気をつけること: 市販の薬を飲んで反応を見てもいいでしょう。
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