息苦しさや胸に圧迫感を感じることがあります。

20歳・女性の健康相談

1週間ほど前から息が苦しくなることや胸に圧迫感を感じることがあり、大きく息を吸いたくなることがあります。そのほかに風邪のような症状や発熱はありません。
息苦しさだけでコロナウイルスに感染している可能性はあるのでしょうか。また、それ以外にはどんな病気の可能性があるのでしょうか。
相談日:2020/05/06

相談者が特に気になっている症状

呼吸が苦しい

相談者が感じているその他の症状

新型コロナウイルス(新型肺炎)

この相談者が異常を感じている部位

この相談の目的

受診の必要性が分からない どんな病気なのか分からない 処置、対処法が分からない
女性・20歳
身長 161cm・体重 51kg
相談時の体温:37℃
食欲:ある
顔色:ふつう
症状が始まった時期:1週間前

この健康相談に対して、3名の医師からの回答がありました
1件目の回答

自宅で安静にしていましょう

内科医師からの回答

ご質問ありがとうございます。ご相談内容、拝見いたしました。 おからだがご不調の様子、ご心配のことでしょう。記載いただいた情報で考える限り、自律神経失調症か風邪が疑われます。
前者なら病態的には西洋医学のアプローチよりも漢方での薬物治療の方が向いているように思われます(もちろん、併用されても構わないと思いますが)。下記のサイトでお住まいのお近くの漢方専門医(正式には日本東洋医学会専門医)を検索できますので、よろしかったら、ご活用ください。 ひょっとしたら、漢方は効きにくいとか、効果が出るのに時間がかかるというイメージをお持ちかもしれませんが、専門医であれば、お一人お一人の体質に合わせたテーラーメイドの調剤が可能です。逆に、専門医でなくても、全ての医療機関で漢方薬の処方はできるのですが、ときどき的外れな処方になることもあり、治療効果が得られにくいことがございます。 また、漢方は高価なイメージをお持ちかもしれませんが、薬局と違って、医療機関を受診するので、もちろん、保険も利きます。なお、漢方専門医でも、漢方治療に特化していない医師もいます。それでダメということはありませんが、できたら、漢方内科や漢方診療科を標榜をしているところを受診された方がが、より良いと思います。
後者の場合、新型コロナウイルス感染症は発熱、一般の風邪症状や頭痛、下痢、結膜炎、味覚障害、嗅覚障害を呈することもあり、その可能性は否定はできないところながら、現時点では検査も簡単には出来ない状況であり、診断自体が難しいところです。酸素吸入が必要なレベルの呼吸困難といった入院を要する症状がない場合は、現状では治療法も確立しておりませんので、基本的には経過観察しかありません。 ただし、風邪でもコロナウィルス感染症でも漢方(原則、ネットでも買えます)が有効な可能性はありまして、軽症~中等症の時期で肺炎を生じていない前提で、①表証(寒気やほてり、筋肉の痛みなど感覚的にわかる不調)だけの初期の場合:葛根湯+小柴胡湯加桔梗石膏、②表証ははっきりあるが、咳嗽も認めだした場合:葛根湯+小柴胡湯加桔梗石膏+麻杏甘石湯(五虎湯)、③表証はほぼなく、咳嗽が主体になってきた場合:柴朴湯+清肺湯(+麻杏甘石湯)、が候補になろうかと思います。どうあれ、手洗い、マスク着用などをしていただいて周囲にうつさないように生活してください。外出や出勤、登校はやめましょう。もちろん、今後、呼吸困難などがあれば帰国者・濃厚接触者相談窓口に連絡して、受診先の病院をどこにするかなどの指示を仰いでください。 ただし、相談センターも人手が限られておりますので、重症でなければ、お電話も極力、控えてください。また、医療機関を受診される場合も、くれぐれも事前連絡なしに受診することは厳に慎んでください。 一般の風邪であった場合はウィルス感染症であり、上記の漢方を使ってもいいですが、特効薬と呼べるレベルの治療薬はありません(風邪薬も市販のものと病院処方のもおので効果に大差ありませんし、風邪薬を早く飲んだからといって治りが早くなるということも科学的には立証されていません)で、現実的には時間が薬というところです。それでも、一般的な「風邪」で薬物治療をするとすれば、高熱で辛ければ解熱剤、咳が止まらなくて辛ければ咳止め、などの「症状」を抑える対症療法しかありません。十分な栄養と水分補給、静養により自己免疫力を高めて治すのが一番です。 抗生剤も無効ですが、上記のような解熱鎮痛剤などの治療薬(市販もされています)をご希望でしたら、お近くの内科クリニックを受診されてもいいですが、医療機関でコロナウィルスをうつされるリスクもありますので、自宅で安静が無難だと思います。受診されるなら必ず事前で電話をしてから受診ください。なお、抗生剤は使えば使うほど効かなくなります(耐性菌ができてしまいます)。抗生剤は本来、細菌感染症に限って使用すべきものですが、風邪やインフルエンザなどウィルス感染症でも処方されることが少なくありません。抗生剤を濫用すると耐性菌が出来てしまって、肝心な時に薬が効かない状況になりかねません(副作用に見舞われる可能性もあります)。あるいは、細菌感染症であっても効果の乏しい抗生剤を悪気なく、処方してしまう医師や、根拠なく必要以上に多くの菌に効く(叩く必要のない菌まで叩いてしまう)抗生剤(ニューキノロン系の抗生剤など)を処方する医師もいます。いずれの場合も、やはり、耐性菌を生むことになってしまいます。耐性菌は家庭内を含めて、ヒトからヒトに伝播するので、社会的な問題にもなっております。特に、抵抗力の弱い、子供さんやお年寄りには由々しき問題です。そういった方で耐性菌による感染症が生じてしまうと、菌を叩く抗生剤が無いという状況にもなりかねません。 安易に抗生剤を処方する医師への受診は避けることをお勧めします。

推奨診療科と医療機関タイプ

感染症内科

可能性のある病気

よう

※この病名は、相談者から一方向的に送信された相談内容に基づき、回答者である医師があくまで「可能性がある」と感じた病気・疾患名であり、正式な診断ではありません。あなた自身の体調について気になる点がある場合、本サイトのコンテンツのみで判断せず、必ず医師の診察を受けて判断してください。

特に気をつけること: https://gooday.nikkei.co.jp/atcl/column/15/111700006/061400008/?ST=m_medical
参考とするWebサイト: https://www.jsom.or.jp/jsom_splist/listTop.do

2件目の回答

自宅で安静にしていましょう

泌尿器科医師からの回答
その他の標榜診療科:内科, 腎臓内科, 糖尿病内科(代謝内科), アレルギー科

自然気胸の可能性があることはあるかと思います。
自然気胸とは、空気が肺の外側に溜まってしまう疾患で、レントゲンを撮ったら、すぐに判明します。
軽い場合は、安静になさっていたら自然回復する可能性もありますが、再発を繰り返しやすい疾患でもあります。
重症化した場合は、最悪、命を危険にさらすような事態にもなりかねない疾患でもありますので、油断は禁物です。
自然気胸以外では、胸膜炎や肋間神経痛などの可能性も考えられるかと思われます。
その他では、精神的な物が原因の可能性が考えられます。
やはり、インターネットなどで探された上で、お近くの呼吸器内科の専門医にきちんと検査をしてもらわれたほうが安心かと思われます。
あと、
5分ほどの、安静時心電図ですと、計測時間が短いので、症状が出ておられる際に、必ずしも症状がでるとは限りませんので、
出来るならば、
小さな心電図計測器を24時間付けたままで計測するホルター心電図などで、検査なさったほうがいいかと思います。
あと、喫煙、カフェイン、アルコール、ニコチンは、自律神経を刺激し、血圧を変化させて脈拍を速める作用がありますので、
日常生活でも、それらを控えられてみてもいいかと思います。
とりあえず、今出来る事としては、深く深呼吸をし、まずは体を休めて安静になさってみてください。
ですが、動悸の症状以外に、呼吸が苦しい、胸の痛みの症状が出るようでしたら、早急に、医療機関にて受診なさってください。
一応、インターネットなどでお近くの救急外来を調べられて置いた方が安心かと思われます。

推奨診療科と医療機関タイプ

内科

可能性のある病気

胸痛 呼吸時の胸痛

※この病名は、相談者から一方向的に送信された相談内容に基づき、回答者である医師があくまで「可能性がある」と感じた病気・疾患名であり、正式な診断ではありません。あなた自身の体調について気になる点がある場合、本サイトのコンテンツのみで判断せず、必ず医師の診察を受けて判断してください。

特に気をつけること:
参考とするWebサイト:

3件目の回答

最寄りの医療機関を受診しましょう

循環器内科医師からの回答
その他の標榜診療科:内科

コロナウイルス感染症は肺炎になり息苦しくなるのですが、熱や風邪症状なく肺炎だけになることは考えにくく、息苦しさは別の原因を考える必要があります。コロナウイルス以外でも肺炎になれば息苦しくなりますが、通常発熱・咳・痰などを伴います。発熱なく、息苦しさ、胸部圧迫感を生じる疾患として、若い人でもなる気胸、心不全などもありますが、胸部レントゲンを撮影すれば診断がつきます。1週間前からの症状でそれほど強い症状でもないようですので、5/7連休明け呼吸器内科受診してください。、

推奨診療科と医療機関タイプ

呼吸器内科 循環器内科

可能性のある病気

気胸

※この病名は、相談者から一方向的に送信された相談内容に基づき、回答者である医師があくまで「可能性がある」と感じた病気・疾患名であり、正式な診断ではありません。あなた自身の体調について気になる点がある場合、本サイトのコンテンツのみで判断せず、必ず医師の診察を受けて判断してください。

特に気をつけること:
参考とするWebサイト:
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