脳の障害やストレス障害などがあるのか

8歳・子ども(男子)の健康相談

ここ3週間前くらいから寝ているとこにはっきりめの寝言で怒っていたりやめてと叫びながら足をばたつかせたりする。
毎日ではないので夢でも見たのかなと思っていましたが、たまに見受けられるので調べてみたら夜驚症というものがありそれかもしれないと思った。

小学生に上がった時から特に気になっていましたが人の話を聞いていません。
子供にありがちなことなのかと思ってもいましたが、落ち着きがないし話もあまり聞けてないので会話にならないことも多い。
人が話していてもすぐに自分の話しをしたり、学校でも落ち着きがないといわれる。
先生が話していても手遊びをしたり聞いていない素振りが多い様子。
忘れっぽく、目の前の遊びのことばかりです。
やはり検査に行くべきなのかと思いこちらで相談しようと思いました。
相談日:2019/06/16

相談者が特に気になっている症状

イライラする 注意力がない

相談者が感じているその他の症状

この相談者が服用している薬

ない

この相談の目的

どんな病気なのか分からない
子ども(男子)・8歳
身長 136cm・体重 30kg
食欲:ある
顔色:ふつう
症状が始まった時期:1ヶ月前

この健康相談に対して、1名の医師からの回答がありました
1件目の回答

最寄りの医療機関を受診しましょう

精神科・神経科医師からの回答
その他の標榜診療科:神経内科, 心療内科

睡眠下の行動は、レム睡眠下行動障害の軽い症状と考えられます。
睡眠
覚醒のメリハリが失われているのでしょう。

睡眠時は、感覚神経(感覚器から脳に向かう)と運動神経(脳から手足など効果器にむかう)の両者がほぼ同時に活動低下し、覚醒時にはほぼ同時に活動性を高めます。

この同期性が失われると、睡眠時に運動神経の活動性が低下していない場合、夢の行動がそのまま手足に表れることがあります。
これは、夢遊行、レム睡眠下行動障害などと称されます。

逆に、覚醒時に運動神経が休止状態になると、いわゆる金縛り、睡眠マヒをもたらします。

ご相談の状態は、前者の状態と考えてよいと思います。
休息と適切な睡眠をとられれば、回復されると思います、特別な治療は必要ないと思われます。

学校での落ち着きのなさは、発達障害のADHD(注意欠陥多動性障害)が疑われます。
発達障害には、ADHDと自閉症スペクトラムがあります。
ADHDは、軽い意識障害があって、注意力や抑制能力が低下することが基本病態です。
部屋の整理ができない、約束をすっぽかすなどの行動が特徴です。
あるいは、睡眠のメリハリを阻害していることにも関与しているかもしれません。

ADHDであれば、通知表の行動の記録に、「忘れ物が多い、おちつきがない」などと記載されます。
ADHDには基本病理に作用する治療薬があります。

児童・思春期外来のある心療内科、精神科にご相談なさるとよいと思います。

推奨診療科と医療機関タイプ

心療内科 精神科
特に気をつけること:
参考とするWebサイト:
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