アメリカから帰国後、咳が1ヶ月以上続く
22歳・女性の健康相談
2/27〜3/5の日程でアメリカ旅行に行き、帰国してから乾咳きが続いたため、受診しました。その際にはレントゲンに異常はなく咳止めをもらいました。 その後今日まで軽い咳が治ったりぶり返したりを繰り返していて、最近咳が強くなってきました。一人暮らしで現在は自宅ワークのため、4/1から週に数回の買い物以外、外に出たりしていません。 1〜2ヶ月近く咳が続いていて不安です。コロナに敏感になり呼吸の仕方がおかしくなることがあります。また咳をしているため心臓付近が締め付けられたり痛くなる時があります。夜は眠ることができます。
相談日:2020/05/06
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相談者が特に気になっている症状
咳が出る相談者が感じているその他の症状
新型コロナウイルス(新型肺炎)この相談の目的
受診の必要性が分からない
受診すべき診療科目が分からない
どんな病気なのか分からない
処置、対処法が分からない
原因が分からない
女性・22歳
身長 157cm・体重 46kg
相談時の体温:35℃
食欲:ある
顔色:ふつう
症状が始まった時期:1ヶ月以上前
この健康相談に対して、1名の医師からの回答がありました
1件目の回答
自宅で安静にしていましょう
呼吸器外科医師からの回答
その他の標榜診療科:内科, 呼吸器内科, 心臓血管外科(循環器外科)
現時点で考えられる病状はとしては風邪などの感冒をきっかけに発症した気管支炎が長引いている状態だと思います。 症状が続く原因として、緊急事態宣言に伴う外出自粛による閉塞的な日常生活や毎日のコロナウイルス関連の報道による精神的ストレスの影響もあるのではないでしょうか。 相談者様は37.5度以上の発熱や肺炎を疑う症状もないようですので、治療方針としては十分な栄養と睡眠をおとりになることが推奨されます。 おそらくは濃厚接触者にコロナウイルス感染の方がおられない限りはPCR検査の対象とはなり得ないでしょう。症状があれば市販の総合感冒薬をご使用になっても良いですが、発熱があるようでしたらお仕事は2~3週間程度は避けるべきです。 相談者様が感染していない場合、医療機関を受診されることで本当にコロナウイルスに感染してしまうリスクがあります。感染を避けるためには可能な限りで自宅療養頂くことをお勧めいたします。今後は高い発熱や呼吸困難の症状が出現したときにはすぐに医療機関に受診されるようくれぐれもご注意下さい。 現時点では相談者様が既にコロナウイルスに感染している可能性も否定できません。ニュースでは味覚や嗅覚障害をきっかけに発見される例も報告がありました。今後も新たな症状での感染発見例の報告があるでしょう。 相談者様に理解して頂きたいことは、多くの感染者の方は感冒様症状が続いた後に数週間程度で抗体が体内に出来て自然治癒します。重症化するのは高齢者や糖尿病などの慢性的な持病をお持ちの方に多いとされます。政府は医療機関を重症の患者さんを優先して治療に当てるため、軽症患者さんの治療方針は自宅療養もしくは宿泊所での待機が基本になっております。 自宅隔離については同居中のご家族がおられるのであれば自主的な隔離が必要です。普段の会話は2m以上離れるようにしましょう。また食卓を別にしたり、入浴は最後にされたりなど自宅隔離のマニュアルもございますので厚生労働省や国立国際医療センターのWEBをご確認下さい。 繰り返しにはなりますが、感染を避ける上で最も気を付けたいのは「不必要な場合は病院に行かないこと」です。現時点で最も感染の危険が高い場所は発熱した患者さんが多く訪れているクリニックや病院といえます。今後の経過で医療機関を受診されることになった場合には手洗いやマスクなど出来る範囲で構いませんので感染防御に努めて受診されるようお願い申し上げます。ご参考になれば幸いです。
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可能性のある病気
気管支炎
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