熱が夕方から上がり、病名を知りたい

50歳・男性の健康相談

1週間前から在宅勤務となり、1日パソコンを見ていますので首痛や頭痛が始まりました。しかし二日くらいだったら頭痛や首痛が全くなくなり、熱のみ夕方から上がる状況です。
平熱は36.0くらいで初めは夕方、夜でも37.5でしたが、最近4日間くらいは夜のみ38.0をこえるようになりました。今は38.9です。
さすがにしんどい状況ですが寝たら朝はまた36.0になります。宜しくお願い致します。
相談日:2020/04/22

この相談者が感じている症状

新型コロナウイルス(新型肺炎)

この相談者が異常を感じている部位

この相談者が服用している薬

バラクルード

この相談の目的

どんな病気なのか分からない 処置、対処法が分からない 夜のみ38度をこえます。すでに1週間。朝から夕方までは平熱です。セキや味覚は全然大丈夫です。
男性・50歳
身長 178cm・体重 90kg
相談時の体温:38℃
食欲:ある
顔色:ふつう
症状が始まった時期:1週間前

この健康相談に対して、1名の医師からの回答がありました
1件目の回答

自宅で安静にしていましょう

内科医師からの回答

ご質問ありがとうございます。ご相談内容、拝見いたしました。 おからだがご不調の様子、ご心配のことでしょう。記載いただいた情報で考える限り、風邪が疑われますが、新型コロナウイルス感染症は一般の風邪症状や頭痛、下痢、結膜炎、味覚障害、嗅覚障害を呈することもあり、その可能性は否定はできないところですが、現時点では検査も簡単には出来ない状況であり、診断自体が難しいところです。呼吸困難といった入院を要する症状ががないのであれば、現状では治療法も確立しておりませんので、基本的には経過観察しかありません。手洗い、マスク着用などをしていただいて周囲にうつさないように生活してください。外出や出勤、登校はやめましょう。もちろん、今後、呼吸困難などがあれば帰国者・濃厚接触者相談窓口に連絡して、受診先の病院をどこにするかなどの指示を仰いでください。 ただし、相談センターも人手が限られておりますので、重症でなければ、お電話も極力、控えてください。また、医療機関を受診される場合も、くれぐれも事前連絡なしに受診することは厳に慎んでください。 風邪であった場合もウィルス感染症であり、特効薬と呼べるレベルの治療薬はありません(風邪薬も市販のものと病院処方のもので効果に大差ありませんし、風邪薬を早く飲んだからといって治りが早くなるということも科学的には立証されていません)で、現実的には時間が薬というところです。それでも、一般的な「風邪」で薬物治療をするとすれば、高熱で辛ければ解熱剤、咳が止まらなくて辛ければ咳止め、などの「症状」を抑える対症療法しかありません。十分な栄養と水分補給、静養により自己免疫力を高めて治すのが一番です。 抗生剤も無効ですが、上記のような解熱鎮痛剤などの治療薬(市販もされています)をご希望でしたら、お近くの内科クリニックを受診されてもいいですが、医療機関でコロナウィルスをうつされるリスクもありますので、自宅で安静が無難だと思います。受診されるなら必ず事前で電話をしてから受診ください。なお、抗生剤は使えば使うほど効かなくなります(耐性菌ができてしまいます)。抗生剤は本来、細菌感染症に限って使用すべきものですが、風邪やインフルエンザなどウィルス感染症でも処方されることが少なくありません。抗生剤を濫用すると耐性菌が出来てしまって、肝心な時に薬が効かない状況になりかねません。あるいは、細菌感染症であっても効果の乏しい抗生剤を悪気なく、処方してしまう医師もいます。この場合も、やはり、耐性菌を生むことになってしまいます。耐性菌は家庭内を含めて、ヒトからヒトに伝播するので、社会的な問題にもなっております。特に、抵抗力の弱い、子供さんやお年寄りには由々しき問題です。そういった方で耐性菌による感染症が生じてしまうと、菌を叩く抗生剤が無いという状況にもなりかねません。 安易に抗生剤を処方する医師への受診は避けることをお勧めします。
なお、喫煙は百害あって一利なしです。コロナウィルスにかかった場合でも重症化しやすいと報告されています。タバコを吸いつづけながら、体調を回復させるのは無理があると思います。 タバコを続ければ、将来的には癌や脳卒中、心筋梗塞、COPD(慢性閉塞性肺疾患:肺が破壊されて酸素を吸って生活しないといけなくなります)だけでなく認知症の原因にもなり得ます。 すぐに禁煙してください。お近くの、通いやすい禁煙外来を受診されてもいいでしょう。 ちなみに、タバコの本数を減らすことや軽いタバコにする、電子タバコにするということも無意味です。 残念ながら完全に禁煙しないと病気のリスクは減りません。 また、タバコを吸うと気持ちが落ち着くという意見もありますが、実際はニコチン依存によって、脳がニコチンの補給なしには正常に働かない状況になっています。ニコチンが切れてくると「ニコチンが欲しい」と脳が訴え、イライラしたり落ち着きがなくなったりします。そのため、次のタバコ(ニコチン)を吸うまで、ニコチン切れのストレスと戦うことになります。つまりは、タバコがイライラを強めている訳です。また、がん検診の対象年齢でいらっしゃる場合は自治体の案内通りにがん検診を受けてください。
なお、身長と体重に基づいたBMIの数値で機械的に判断すると、肥満もしくはそれに準じる状態にあられるようです(ただし、筋肉質でいっらしゃることでのBMI上昇なら肥満には該当しません)。 肥満があると、今回の症状で投薬を受ける場合、薬効が出難くなる可能性があります。また、肥満があるとコロナウィルスに感染した場合に呼吸器症状が重くなりやすいという米国の報告がある他、生活習慣病(高血圧、糖尿病、痛風、高コレステロール血症など)や脳卒中、心筋梗塞に限らず、癌の危険因子でもあります。 がん検診の対象年齢でおられるならばお住いの自治体の案内に従って毎年、がん検診を受けてください。ちなみに、女性の場合は40歳以上で乳がんの、20歳以上で子宮頸がんのがん検診が推奨されています。 体調が落ち着いたらぜひともダイエットも頑張りましょう。食べ物に関しては、特定のものを我慢するよりも、シンプルに野菜を多く摂取される「だけ」を意識されると、相対的に自然に炭水化物や肉類の摂取が減ってよろしいかと思います。 自力でのダイエットが難しいようでしたら、肥満外来を受診されてもいいでしょう。もしくは、漢方専門医を受診し、漢方薬の手を借りてもいいでしょう。漢方薬の中に、ダイエット効果のあるものがいくつかございます。但し、体質に合わせて選ばないと、効果が出にくいため、専門医の診察を受けた上で、漢方薬を選んでもらった方がよろしいでしょう。

推奨診療科と医療機関タイプ

感染症内科

可能性のある病気

頭痛

※この病名は、相談者から一方向的に送信された相談内容に基づき、回答者である医師があくまで「可能性がある」と感じた病気・疾患名であり、正式な診断ではありません。あなた自身の体調について気になる点がある場合、本サイトのコンテンツのみで判断せず、必ず医師の診察を受けて判断してください。

特に気をつけること: https://www.jca.gr.jp/public/seminar/024/001_hara.html
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医療Q&Aなびでは、病院なび医療相談サービスに一般の皆様から寄せられた健康・医療に関する相談に、医師が回答した内容をコンテンツとして公開しています。医師が適切な回答を提供できるよう取り組んでおりますが、公開されている内容は相談者からインターネット経由で寄せられた内容のみに基づき医師が回答した一事例です。
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