喘息の持病があり、発熱と喘鳴が続きます

32歳・女性の健康相談

5/1に仕事中違和感を感じ体温を測ると38.2℃の熱があり早退。
5/2は朝37.4℃、昼間は37.8℃、
夜は36.8℃でした。
5/3は36.2-36.9あたりをウロウロしています。今は36.5℃でした。
合わせて少し咳、いつもより頻度が高く喘鳴があります。
咳喘息の持病があり、シムビコートを吸入していましたが、なくなってからは吸入できていません。
熱は治まってきましたが、新型コロナの影響もあり病院を受診するべきか、このまま出社しても問題ないか判断が難しいため相談させてください。
相談日:2020/05/04

相談者が特に気になっている症状

微熱がある 動悸がする・息が切れる 呼吸時に音がする

相談者が感じているその他の症状

新型コロナウイルス(新型肺炎)

この相談者が異常を感じている部位

この相談の目的

受診の必要性が分からない 処置、対処法が分からない
女性・32歳
身長 167cm・体重 78kg
相談時の体温:37℃
食欲:ある
顔色:ふつう
症状が始まった時期:2-3日前

この健康相談に対して、3名の医師からの回答がありました
1件目の回答

最寄りの医療機関を受診しましょう

内科医師からの回答
その他の標榜診療科:糖尿病内科(代謝内科), 呼吸器内科, 循環器内科, 麻酔科

 現時点では濃厚接触がなくても多くが感染経路不明で、特徴的な症状がないために、文面やエピソードからは新型コロナウイルス感染症を完全には否定はできません。新型コロナの疑いでの受診の基準の一つ目は「風邪の症状や37.5℃以上の発熱が4日以上続いていること」、二つ目に「強いだるさ(倦怠感)や息苦しさ(呼吸困難)があること」が挙げられます。頂いたエピソードからはこれらには該当しないと思います。高齢者や免疫が弱くなる基礎疾患をお持ちの方はこれよりも早く受診相談が必要です。確定診断のためのPCR法による血液検査についても個々の医療機関のなかで調べられるものでもなく、特定の機関へ送っての検査になるようなのでキャパシティーの限られた現時点ではどなたでも簡便に検査をすることが困難な状況かと思いますが、施設によってはPCRほどの正確性はないものの、短時間である程度の正確性をもって感染の有無を判定できる簡易キットがあるところもあります。またコロナの心配で受診する場合は都道府県ごとに受診する窓口がきまっていまして、「帰国者・接触者外来」がありますので「帰国者・接触者相談センター」にまず電話で問い合わせのうえ、特定の医療機関を聞いてから受診するようにして下さい。頂いたエピソードからは通常の上気道炎としての咽頭炎や気管支炎、喘息の悪化の可能性のほうが高いかと思いますので上記相談センターに問い合わせて受診不要や、待機の指示が出たらお近くの呼吸器内科専門医ないし耳鼻咽喉科専門医を受診するのもよろしいかと思います。
 喘息をお持ちとのことで一歩早く受診を勧められる可能性はあります。受診までには喘息の吸入薬をしっかりと行い、気管にもともとある炎症を最小化しておくことで新たに感染症をもらうリスクを低くできると思いますので救急外来で吸入薬の継続処方は受けておいたほうがよいかもしれません。日常生活ではマスク、部屋の加湿、のど飴(薬局で購入できるトローチもお勧めです)などで、喉と気道の保護をすると良いと思います。

推奨診療科と医療機関タイプ

呼吸器内科 救急科

可能性のある病気

発熱 喘鳴 咳喘息

※この病名は、相談者から一方向的に送信された相談内容に基づき、回答者である医師があくまで「可能性がある」と感じた病気・疾患名であり、正式な診断ではありません。あなた自身の体調について気になる点がある場合、本サイトのコンテンツのみで判断せず、必ず医師の診察を受けて判断してください。

特に気をつけること:
参考とするWebサイト:

2件目の回答

自宅で安静にしていましょう

脳神経外科医師からの回答
その他の標榜診療科:内科, 耳鼻いんこう科

発熱、咳といった症状から急性上気道炎が疑われます。

感染症に伴う気管支喘息の悪化も危惧されます。

新型コロナウイルスを始め多くの急性上気道炎を引き起こすウイルスに関しては特効薬がありません。(インフルエンザウイルスに関しては抗インフルエンザウイルス薬がありますが発症してから48時間以内に投与しないとあまり有効性は望めません)

よって、熱には解熱剤、咽頭痛には鎮痛剤、咳には鎮咳薬、痰には去痰薬といったように対処療法で自然治癒を期待するしかありません。

内服薬は市販薬を購入されても構いませんし、お住まいの地域の保健所に連絡し指示を受けた上で病院を受診し処方されたお薬を内服されても構いません。

気管支喘息に対する治療は必要ですので連休明けにはかかりつけ医に連絡し受診してください。

連休中に症状が悪化する場合は当番病院の受診を検討してください。新聞、お住まいの地域の市町村もしくは医師会のホームページで当番病院を確認してください。

また、ご自分がコロナウイルスに感染しているかも、という前提で行動されることが大事と思います。
出社は見合わせた方が良いでしょう。
万が一罹患していたことがのちに判明したとしても周囲への感染が防げます。マスクの装着、手洗いの励行など十分注意し生活してください。

お大事になさってください。

推奨診療科と医療機関タイプ

内科

可能性のある病気

急性上気道炎

※この病名は、相談者から一方向的に送信された相談内容に基づき、回答者である医師があくまで「可能性がある」と感じた病気・疾患名であり、正式な診断ではありません。あなた自身の体調について気になる点がある場合、本サイトのコンテンツのみで判断せず、必ず医師の診察を受けて判断してください。

特に気をつけること:
参考とするWebサイト:

3件目の回答

最寄りの医療機関を受診しましょう

耳鼻いんこう科医師からの回答

発熱したのであれば呼吸器系の感染症で喘息発作が誘発された可能性を疑います。
新型コロナウイルス感染が原因となった可能性はゼロではないと思います。
もちろんそうでない可能性もあります。
症状だけでは区別することが出来ません。
PCR検査も偽陰性の確率が50%以上ありますので陰性証明にはなりません。
呼吸が苦しくて日常生活に支障をきたすなら呼吸器内科への受診をご検討下さい。
受診の可否に関しては受診前に医療機関へ連絡して確認を取るといいと思います。
もし受診を断られた、受診するのが心配、ということであればオンライン診療を受けるといいかもしれません。
「病院なび」という医療機関検索サイトでオンライン診療を実施している医療機関を探すことが出来ます。
またオンライン診療に使うシステムのメーカー(CLINICSかcuronがメジャー)でも利用している医療機関の一覧があります。
それらを使って調べ、あとは個々の医療機関のホームページで初診にも対応しているかどうかご確認ください。

推奨診療科と医療機関タイプ

呼吸器内科

可能性のある病気

気管支炎 気管支喘息 肺炎

※この病名は、相談者から一方向的に送信された相談内容に基づき、回答者である医師があくまで「可能性がある」と感じた病気・疾患名であり、正式な診断ではありません。あなた自身の体調について気になる点がある場合、本サイトのコンテンツのみで判断せず、必ず医師の診察を受けて判断してください。

特に気をつけること:
参考とするWebサイト:
この相談と関連する他の症状

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