味覚嗅覚障害の対処法を知りたい
26歳・男性の健康相談
4/8〜4/9にかけて、37℃前半の熱や頭痛、ダルさがあり、4/10以降は熱等は無くなった。 そのかわりに味覚嗅覚を感じなくなりました。4/13現在も味覚嗅覚が戻っていない状況です。新型コロナの相談センターでは判断がつかず、医師への相談をしてみてくださいと言われました。 新型コロナかに関わらず味覚嗅覚障害への対処法をご相談したいです。よろしくお願いします。
この相談者が異常を感じている部位
この相談の目的
自宅で安静にしていましょう
内科医師からの回答
ご質問ありがとうございます。ご相談内容、拝見いたしました。 おからだがご不調の様子、ご心配のことでしょう。記載いただいた情報で考える限り、コロナウィルス感染症が疑われます。現時点では検査も簡単には出来ない状況であり、診断自体が難しいところです。もっとも、治療法が確立されている訳でもなく、軽症に留まっているのであれば、自然治癒を待つしかないことのが現状かと存じます。もしも、息苦しいなど肺炎を疑う症状があれば、帰国者・接触者相談センターにご相談の上で、受診先を案内してもらいましょう。ただし、相談センターも人手が限られておりますので、重症でなければ、2週間は自宅でひととの接触を避けましょう。 昨今、抗生剤の不適切な使用が問題視されております。抗生剤は使えば使うほど効かなくなります(抗生剤の効きにくい耐性菌が出来てしまいますので、極力、温存すべきです)。本来は細菌感染症に限って使用すべきものですが、風邪などウィルス感染症でも処方されることが少なくありません。抗生剤を濫用すると耐性菌が出来てしまって、肝心な時に薬が効かない状況になりかねません。あるいは、細菌感染症であっても効果の乏しい抗生剤を処方してしまう医師もいます。この場合も、やはり、耐性菌を生むことになってしまいます。耐性菌は家庭内を含めて、ヒトからヒトに伝播するので、社会的な問題にもなっております。特に、抵抗力の弱い、子供さんやお年寄りには由々しき問題です。そういった方で耐性菌による感染症が生じてしまうと、菌を叩く抗生剤が無いという状況にもなりかねません。 適正に抗生剤を使用できる医師を選ぶことが大切です。
推奨診療科と医療機関タイプ
耳鼻いんこう科可能性のある病気
※この病名は、相談者から一方向的に送信された相談内容に基づき、回答者である医師があくまで「可能性がある」と感じた病気・疾患名であり、正式な診断ではありません。あなた自身の体調について気になる点がある場合、本サイトのコンテンツのみで判断せず、必ず医師の診察を受けて判断してください。
最寄りの医療機関を受診しましょう
消化器内科(胃腸内科)医師からの回答
その他の標榜診療科:内科, 感染症内科
おからだがご不調の様子、ご心配のことでしょう。 嗅覚障害の原因 嗅覚を低下させる原因のうち、最も多いものは副鼻腔炎 においを感じる粘膜(嗅粘膜)は鼻の上、奥の方にある嗅裂という部位に存在していますが、空気を吸った時に鼻腔に入ってくるにおい分子が粘膜の腫れやポリープ(鼻茸)などに邪魔されて嗅裂まで到達しないことで嗅覚障害がおこります。 さらに、副鼻腔炎の中でも好酸球性副鼻腔炎と呼ばれる難治性の副鼻腔炎は、鼻茸が嗅裂の周囲にできることも多く、嗅覚障害がおこりやすいものです。 アレルギー性鼻炎や鼻中隔弯曲症も嗅覚障害の一因 花粉症やダニ・ハウスダストなどによるアレルギー性鼻炎による鼻腔の粘膜の腫れや重度の鼻中隔弯曲による嗅裂への空気の流れの遮断も嗅覚障害の一因です。鼻中隔の彎曲が片方に偏りすぎると、においが片方だけ無いといった症状を自覚することもあります。 風邪のウイルスが嗅粘膜~嗅神経にダメージを与える感冒後嗅覚障害 風邪にかかった後、咳や鼻水といった症状は治ったのににおいがわからない状態が治らない、これは「感冒後嗅覚障害」かもしれません。ウイルスが嗅粘膜~嗅神経にダメージを与えている状態であり、わかるにおいとわからないにおいができたり、本来のにおいと違うもののように感じたり(異嗅症状)します。 かかるべきは耳鼻科ですが、コロナ騒動で診察を拒否されるケースが多いでしょう。まず電話をして受診しましょう。
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※この病名は、相談者から一方向的に送信された相談内容に基づき、回答者である医師があくまで「可能性がある」と感じた病気・疾患名であり、正式な診断ではありません。あなた自身の体調について気になる点がある場合、本サイトのコンテンツのみで判断せず、必ず医師の診察を受けて判断してください。
最寄りの医療機関を受診しましょう
内科医師からの回答
その他の標榜診療科:消化器内科(胃腸内科)
はじめまして。嗅覚障害などでお困りですね。発熱に伴って頭痛などの症状もあったようですから、風邪に伴って鼻の粘膜に炎症などが起きて、嗅覚や味覚に異常が生じたのではないかと思います。新型コロナウィルス感染症でなくとも、風邪や、花粉症でも嗅覚障害などは起きるので、とりあえず鼻の粘膜の炎症を改善させる必要があるのだと思います。 具体的には、やはり耳鼻咽喉科への受診で鼻の状態を確認してもらう必要があるかと思いますが、お住まいの地域の新型コロナウィルス感染症の流行状況によっては、新型コロナウィルス感染が疑われる可能性もあって、その場合には、PCR 検査を勧められるかもしれませんね。とりあえず、お近くの耳鼻咽喉科クリニックなどで、ご相談してみてください。 お大事にどうぞ。早く良くなりますように。
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普段どおりで様子を見ましょう
皮膚科医師からの回答
その他の標榜診療科:アレルギー科, リウマチ科, 美容外科
発熱後に味覚嗅覚障害があるのですね。やはり一番懸念されるところは新型コロナウイルス感染症だと思います。保健所で判断がつかないとのことですので、耳鼻咽喉科に相談し、まずは受診を急いだほうがよいか、様子を見たほうがよいか判断を仰ぐことが大切と思います。現時点では多くの施設で発熱や肺炎のない軽症の方は、PCR検査を行うことはできないとされています。基本的には、嗅覚障害・味覚障害に対しての治療(対症療法)は、急ぎません。まずは何も薬を使わないで様子を見ていれば、自然に治ることが多いと言われています。不安もありますが、発熱や咳などの他の症状がなく、嗅覚障害や味覚障害の症状が2週間以上経過しても変わらない場合には耳鼻咽喉科を受診されることをおすすめします。
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