咳と鼻水が止まりません。熱はないです

19歳・女性の健康相談

先週の金曜日20日くらいに喉に違和感が出始め、土日月くらいから喉に痛みを感じました。
月曜の夜くらいから声が掠れて出にくくなり、喉の痛みは無くなりましたが火?今日まで声が掠れて出ないです。そして火曜の夜から咳や鼻水が止まりません。
熱は今のところなく、測って一番体温が高かった時は37.4度くらいです。
風邪だとは思うのですが、コロナウイルスが流行っていて怖いので、あらかじめ病院に電話して受診すべきですか?
相談日:2020/03/26

この相談者が異常を感じている部位

この相談の目的

受診の必要性が分からない
女性・19歳
身長 162cm・体重 67kg
相談時の体温:37℃
食欲:ない
顔色:ふつう
症状が始まった時期:2-3日前

この健康相談に対して、2名の医師からの回答がありました
1件目の回答

自宅で安静にしていましょう

内科医師からの回答

ご質問ありがとうございます。ご相談内容、拝見いたしました。 おからだがご不調の様子、ご心配のことでしょう。記載いただいた情報で考える限り、風邪が疑われます。 風邪はウィルス感染症であり、特効薬と呼べるレベルの治療薬はありません(風邪薬も市販のものと病院処方のもので効果に大差ありませんし、風邪薬を早く飲んだからといって治りが早くなるということも科学的には立証されていません)で、現実的には時間が薬というところです。それでも、一般的な「風邪」で薬物治療をするとすれば、高熱で辛ければ解熱剤、咳が止まらなくて辛ければ咳止め、などの「症状」を抑える対症療法しかありません。十分な栄養と水分補給、静養により自己免疫力を高めて治すのが一番です。 抗生剤も無効ですが、上記のような解熱鎮痛剤などの治療薬(市販もされています)をご希望でしたら、事前にお電話の上でお近くの内科を受診ください。抗生剤は使えば使うほど効かなくなります(耐性菌ができてしまいます)。抗生剤は本来、細菌感染症に限って使用すべきものですが、風邪やインフルエンザなどウィルス感染症でも処方されることが少なくありません。抗生剤を濫用すると耐性菌が出来てしまって、肝心な時に薬が効かない状況になりかねません。あるいは、細菌感染症であっても効果の乏しい抗生剤を悪気なく、処方してしまう医師もいます。この場合も、やはり、耐性菌を生むことになってしまいます。耐性菌は家庭内を含めて、ヒトからヒトに伝播するので、社会的な問題にもなっております。特に、抵抗力の弱い、子供さんやお年寄りには由々しき問題です。そういった方で耐性菌による感染症が生じてしまうと、菌を叩く抗生剤が無いという状況にもなりかねません。 安易に抗生剤を処方する医師への受診は避けることをお勧めします。
なお、コロナウィルス感染症は一般の風邪症状を呈することもあり、今回、完全に否定するは出来ませんが、現時点では検査も簡単には出来ない状況であり、診断自体が難しいところです。ただし、治療法が確立されている訳でもなく、風邪症状に留まっているのであれば、自然治癒を待つしかないことのが現状かと存じます。息苦しいなど肺炎を疑う症状があれば、保健所にご相談の上で、受診先を案内してもらいましょう。
なお、身長と体重に基づいたBMIの数値で機械的に判断すると、肥満もしくはそれに準じる状態にあられるようです(ただし、筋肉質でいっらしゃることでのBMI上昇なら肥満には該当しません)。 肥満があると、今回の症状で投薬を受ける場合、薬効が出難くなる可能性があります。また、肥満は、生活習慣病(高血圧、糖尿病、痛風、高コレステロール血症など)や脳卒中、心筋梗塞に限らず、癌の危険因子でもあります。 がん検診の対象年齢でおられるならばお住いの自治体の案内に従って毎年、がん検診を受けてください。ちなみに、女性の場合は40歳以上で乳がんの、20歳以上で子宮頸がんのがん検診が推奨されています。 体調が落ち着いたらぜひともダイエットも頑張りましょう。食べ物に関しては、特定のものを我慢するよりも、シンプルに野菜を多く摂取される「だけ」を意識されると、相対的に自然に炭水化物や肉類の摂取が減ってよろしいかと思います。 自力でのダイエットが難しいようでしたら、肥満外来を受診されてもいいでしょう。もしくは、漢方専門医を受診し、漢方薬の手を借りてもいいでしょう。漢方薬の中に、ダイエット効果のあるものがいくつかございます。但し、体質に合わせて選ばないと、効果が出にくいため、専門医の診察を受けた上で、漢方薬を選んでもらった方がよろしいでしょう。

推奨診療科と医療機関タイプ

感染症内科

可能性のある病気

頭痛

※この病名は、相談者から一方向的に送信された相談内容に基づき、回答者である医師があくまで「可能性がある」と感じた病気・疾患名であり、正式な診断ではありません。あなた自身の体調について気になる点がある場合、本サイトのコンテンツのみで判断せず、必ず医師の診察を受けて判断してください。

特に気をつけること: https://www.jca.gr.jp/public/seminar/024/001_hara.html
参考とするWebサイト: https://sp.fnn.jp/posts/00351150HDK

2件目の回答

最寄りの医療機関を受診しましょう

消化器内科(胃腸内科)医師からの回答
その他の標榜診療科:内科, 感染症内科

2週間以内の海外渡航歴や、渡航してきた方との関りはありませんね? 数日前からの症状ですが、37.5°C以上の発熱が4日ほど続いたり、強い倦怠感などがあれば、渡航 歴が無くとも国内での感染拡大も進んでいますから、懸念がないとは言えないですね。 その辺りは、正直なところ検査をしてみないと誰にも分からないと思います。 ただ、ご相談の症状から思い当たるのは、コロナウィルス感染よりは、鼻副鼻腔炎かもしれません。
最近、咳の患者さんが非常に増えております。この時期の咳で圧倒的に多いのは鼻副鼻腔炎の方です。

花粉症のある方は、2月から花粉症で鼻の調子が悪くなり、これが副鼻腔炎を合併させます。それによって熱が出たり、口呼吸になるため喉が痛くなったり、あたかも風邪のような症状を呈します。中には市販薬も含め総合感冒薬で症状が落ち着く方もいますが、頑固な咳に悩まされる方もいます。


痰がある方もいればない方もおります。痰が出ている場合は鼻水が喉の方に落ちて、それが痰のようになり、意識的に出す咳となります。また痰が出ずに、突発的に出てくる咳の場合は神経の反射が影響していますので、自分ではコントロールが難しくなります。

咳止めを使うことは、一般的には咳の原因の病気を治せば落ち着くからという理由でナンセンスとされますが、この咳は咳止めを併用しないと止まりません。また黄色い痰が出ている場合は抗菌薬を併用する必要もあり、何よりも大切なのは鼻炎の治療を加えるということです。

最近は咳が止まらない、イコール咳喘息と言われるケースが多く、吸入薬を処方される方が多く見受けられますが、1週間使用して改善がなければ鼻副鼻腔炎治療を優先することが大切になります。

私自身は咳の持続期間が1カ月以内ならば鼻副鼻腔炎治療を行い、それ以上続く場合は鼻副鼻腔炎治療に吸入を加えるようにしております。

前述のごとく、このような咳には鼻の症状が一切ないのも特徴であり、それが医者側に鼻が悪いと気付かせない原因にもなっております。鼻からの咳と考えることがいかに重要かは、患者さんのみならず医師にも知っておいていただきたいと思います。

推奨診療科と医療機関タイプ

耳鼻いんこう科

可能性のある病気

アレルギー性副鼻腔炎 副鼻腔炎

※この病名は、相談者から一方向的に送信された相談内容に基づき、回答者である医師があくまで「可能性がある」と感じた病気・疾患名であり、正式な診断ではありません。あなた自身の体調について気になる点がある場合、本サイトのコンテンツのみで判断せず、必ず医師の診察を受けて判断してください。

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