体の中にすでにウイルスがいたら、他のウイルスは入ってこれますか?

30歳・女性の健康相談

私の手に、ウイルス性のイボができています。一昨年にもできていて、そのときに冷凍凝固術の治療を受けて一時期治っていたのですが、この新型コロナウイルス騒動の時期に再発しました。皮膚科に行けていない状況です。

そこで母が気になることを言いました。
「それウイルスなんでしょ? すでに体の中にウイルスがいたら、新しいウイルス(新型コロナウイルス)は体に入ってこれないんじゃない?」
はたしてこういう可能性はあるのでしょうか?
ショッピングモール内の薬局の受付事務という、感染しやすい環境に身を置くものとしては、その可能性は嬉しいのですが。まだわかっていない部分も多いウイルスのことですので、一般的なウイルスの場合の可能性でもいいのです。

お忙しい中、申し訳ありません。お時間あるときにお目に留めていただけたらと存じます。
よろしくお願いいたします。
相談日:2020/04/15

相談者が特に気になっている症状

皮膚にできものがある

相談者が感じているその他の症状

感染症 新型コロナウイルス(新型肺炎)

この相談者が服用している薬

シムビコート60吸入、当帰芍薬散、アレグラ60、ムコダイン500

この相談の目的

処置、対処法が分からない 一つの可能性のご質問です。
女性・30歳
身長 156cm・体重 55kg
食欲:ある
顔色:ふつう
症状が始まった時期:1ヶ月前

この健康相談に対して、2名の医師からの回答がありました
1件目の回答

最寄りの医療機関を受診しましょう

放射線科医師からの回答
その他の標榜診療科:消化器内科(胃腸内科)

残念ながら、複数のウイルス、複数の真菌、複数の細菌に感染する可能性はあります。
新型コロナウイルスに関しては、確かにまだまだわかっていない部分は多いのですが、新型コロナウイルスに関わらず、なんらかのウイルスに感染している、なんらかの真菌に感染している、なんらかの細菌に感染しているからといって、別のウイルスに感染しないわけではありませんし、別の真菌に感染しないわけでもありませんし、別の細菌に感染しないわけでもありません。
例えば、帯状疱疹や口唇ヘルペスのウイルスにはほとんどの方が感染しています。普段は症状が出ていないというだけで、感染していない人の方が少ないのではないかと思います。でも、帯状疱疹や口唇ヘルペスのウイルスに感染している方が風邪をひかないかというと、決してそんなことはありません。ヘリコバクターピロリ菌も多くの方が感染していますが、そういう人もやっぱり風邪をひきます。水虫に感染している方も、やっぱり風邪をひきます。
新型コロナウイルスに関しては、確かにまだまだわかっていない部分は多いのですが、帯状疱疹や口唇ヘルペスのウイルスに感染している方、ヘリコバクターピロリ菌に感染している方、水虫に感染している方が新型コロナウイルスに感染していないということは考えにくいので、やはり感染の危険性はあると思います。
症状が辛いようであれば、皮膚科を受診してください。

推奨診療科と医療機関タイプ

皮膚科
特に気をつけること: 特になし
参考とするWebサイト: なし

2件目の回答

最寄りの医療機関を受診しましょう

内科医師からの回答
その他の標榜診療科:小児科, 外科, 放射線科

体の中にウィルスが入っている場合、新しいウィルスは入ってこれないのかどうかというご質問ですね。
結論から言うと、新しいウィルスは入って来れます。ウィルスだけではなく、細菌などの病原体も入ってきます。
ただし、身体には感染防御(皮膚もその一つ)や免疫という力があり、ウィルスは接触や呼吸や食事などにより体内に常に入っているのですが、その多くをやっつけることができているので、すぐに病気になる訳ではないのです。
こうした免疫力が落ちると、病気になりやすくなり、逆に免疫を強化できれば、病気になりにくくなります。
お判りいただけたでしょうか。
皮膚の病気もそうした免疫力の低下の一つとして起きている可能性があります。早めに皮膚科で治療を行うことをお勧めいたします。
お大事にしてください。

推奨診療科と医療機関タイプ

皮膚科
特に気をつけること: 特になし
参考とするWebサイト: なし
この相談と関連する他の症状

医療Q&Aなびでは、病院なび医療相談サービスに一般の皆様から寄せられた健康・医療に関する相談に、医師が回答した内容をコンテンツとして公開しています。医師が適切な回答を提供できるよう取り組んでおりますが、公開されている内容は相談者からインターネット経由で寄せられた内容のみに基づき医師が回答した一事例です。
 通常の診察で行われるような、相談者の感じている症状・状態の詳細の聞き取りや観察などのコミュニケーションに基づく正式な診断ではなく、あくまで「一般的な医学的情報」を提供しています。 あなた自身について気になる症状がありましたら、当サービスのコンテンツのみで判断せず、必ず医療機関を受診し、医師の指示に従ってください。
 なお、当サービスによって生じた如何なる損害につきましても、運営元である株式会社eヘルスケアはその賠償の責任を一切負わないものとします。