4日前から微熱が続く場合、新型コロナの診断を受けるべきですか?

24歳・女性の健康相談

・4日前に37.8℃の熱があり、それ以降も36.7℃?37.0℃程度の熱が続いています
・平熱は36.0℃なので微熱が続いていると思います
・味覚、嗅覚に異常なし
・咳や呼吸、鼻水の症状はなし
・なんとなく全身がだるいような気がしますが、明確に判断できる症状がありません
新型コロナの検査を受けるべきですか?
相談日:2020/04/28

相談者が特に気になっている症状

微熱が続く

相談者が感じているその他の症状

新型コロナウイルス(新型肺炎)

この相談者が服用している薬

無し

この相談の目的

受診の必要性が分からない
女性・24歳
身長 158cm・体重 47kg
相談時の体温:37℃
食欲:ある
顔色:ふつう
症状が始まった時期:2-3日前

この健康相談に対して、3名の医師からの回答がありました
1件目の回答

自宅で安静にしていましょう

呼吸器外科医師からの回答
その他の標榜診療科:内科, 呼吸器内科, 心臓血管外科(循環器外科)

現時点で考えられる病状は感冒をきっかけとした倦怠感と発熱が続いている状態だと思います。
これに加え、緊急事態宣言に伴って皆様の外出自粛が必要となり、閉塞的な日常生活が続くことや、連日のコロナウイルスに関連する報道により精神的ストレスが大きく影響していると考えます。
相談者様は37.5度以上の発熱はございましたが、肺炎を疑う症状はないようですので、治療方針としては十分な栄養と睡眠をおとりになることが推奨されます。症状があれば市販の総合感冒薬をご使用になっても良いですが、発熱があるようでしたらお仕事は2~3週間程度は避けるべきです。
相談者様が感染していない場合、医療機関を何度も受診されることで本当にコロナウイルスに感染してしまうリスクがあります。感染を避けるためには可能な限りで自宅療養頂くことをお勧めいたします。今後は発熱や呼吸困難の症状が出現したときにはすぐに医療機関に受診されるようくれぐれもご注意下さい。

現時点では相談者様が既にコロナウイルスに感染している可能性も否定できません。先月のニュースでは味覚や嗅覚障害をきっかけに発見される例も報告がありました。今後も新たな症状での感染発見例の報告があるでしょう。
相談者様に理解して頂きたいことは、多くの感染者の方は感冒様症状が続いた後に数週間程度で抗体が体内に出来て自然治癒します。重症化するのは高齢者や糖尿病などの慢性的な持病をお持ちの方に多いとされます。政府は医療機関を重症の患者さんを優先して治療に当てるため、軽症患者さんの治療方針は自宅療養もしくは最近では宿泊所での待機療養が原則になっております。

自宅隔離については同居中のご家族がおられるのであれば自主的な隔離が必要です。普段の会話は2m以上離れるようにしましょう。また食卓を別にしたり、入浴は最後にされたりなど自宅隔離のマニュアルもございますので厚生労働省や国立国際医療センターのWEBをご確認下さい。
繰り返しにはなりますが、未感染である患者さんの感染を避ける上で最も気を付けたいのは「不必要な場合は病院に行かないこと」です。現時点で最も感染の危険が高い場所は発熱した患者さんが多く訪れているクリニックや病院といえます。今後の経過で医療機関を受診されることになった場合には手洗いやマスクなど出来る範囲で構いませんので感染防御に努めて受診されるようお願い申し上げます。ご参考になれば幸いです。

推奨診療科と医療機関タイプ

内科 感染症内科

可能性のある病気

感冒

※この病名は、相談者から一方向的に送信された相談内容に基づき、回答者である医師があくまで「可能性がある」と感じた病気・疾患名であり、正式な診断ではありません。あなた自身の体調について気になる点がある場合、本サイトのコンテンツのみで判断せず、必ず医師の診察を受けて判断してください。

特に気をつけること:
参考とするWebサイト:

2件目の回答

普段どおりで様子を見ましょう

内科医師からの回答
その他の標榜診療科:循環器内科, 心療内科

直接診察をしていないので断言はできませんが、「4日前に37.8℃の熱があり、それ以降も36.7℃?37.0℃程度の熱が続いています。平熱は36.0℃なので微熱が続いていると思います。味覚、嗅覚に異常なし。咳や呼吸、鼻水の症状はなし。なんとなく全身がだるいような気がしますが、明確に判断できる症状がありません。」と詳細に記載されています症状や状況から推察をさせていただきますと、急性咽頭炎あるいは急性扁桃炎である可能性が疑われますが、新型コロナウイルス感染症である可能性は低いと思われます。といいますのも、新型コロナウイルス感染症を疑うべきポイントとして、37.5℃以上の発熱が4日間以上持続する、呼吸困難(肺炎の合併)を伴う、嗅覚障害を伴う、味覚障害を伴う、新型コロナウイルス感染症患者との濃厚接触をした場合、などが挙げられますが、詳細に記載されています状況からはこれらに該当する項目が一つもないからです。
「新型コロナの検査を受けるべきですか?」については、受けるべきとは言えませんし、病院受診前に電話でお問い合わせをしていただいても経過観察を指示されると思います。
そのため、病院受診の必要性を知りたいについては、低いと思いますし、自宅療養での経過観察をおすすめします。

推奨診療科と医療機関タイプ

内科

可能性のある病気

急性咽頭炎 急性扁桃炎

※この病名は、相談者から一方向的に送信された相談内容に基づき、回答者である医師があくまで「可能性がある」と感じた病気・疾患名であり、正式な診断ではありません。あなた自身の体調について気になる点がある場合、本サイトのコンテンツのみで判断せず、必ず医師の診察を受けて判断してください。

特に気をつけること:
参考とするWebサイト:

3件目の回答

最寄りの医療機関を受診しましょう

内科医師からの回答
その他の標榜診療科:小児科, 外科, 放射線科

記載されている症状等からは、新型コロナウィルスの検査を受けるべきだと考えます。
ただし、現在では新型コロナウィルスの検査を受けるには特別の努力が必要です。国や保健所では、未だに37.5℃以上が4日持続、咳や呼吸苦、強い倦怠感、陽性者との濃厚接触の有無などが基準と考えられており、それに適合しない場合は、検査を受けられない場合が多いのも事実です。あなたの場合も、いくつかの点で、この基準からは外れてしまいます。
しかし、無症状の感染者も多数いることが明らかになっている今、あなたのような微妙な症状の方も積極的に検査を受けるべきです。新型コロナかどうかは、現状ではPCR検査以外に判別する方法がありません。
そこで、かかりつけ医や近所の内科などにまずは電話で相談を行い、その指示に従って下さい。
電話相談では、来院して検査、保健所へ連絡、処方箋発行、自宅安静などの指示が考えられます。
また、新型コロナウィルスに対する明確な特効薬がないこと、アビガンやレムデシビルなどの薬は医療機関が限定されていることなどがあります。
緊急事態宣言下で大変なことも多いと思いますが、上記を踏まえ、かかりつけ医等への電話での相談をお勧めいたします。
お大事にしてください。

推奨診療科と医療機関タイプ

内科 呼吸器内科

可能性のある病気

全身倦怠感

※この病名は、相談者から一方向的に送信された相談内容に基づき、回答者である医師があくまで「可能性がある」と感じた病気・疾患名であり、正式な診断ではありません。あなた自身の体調について気になる点がある場合、本サイトのコンテンツのみで判断せず、必ず医師の診察を受けて判断してください。

特に気をつけること:
参考とするWebサイト:
この相談と関連する他の症状

医療Q&Aなびでは、病院なび医療相談サービスに一般の皆様から寄せられた健康・医療に関する相談に、医師が回答した内容をコンテンツとして公開しています。医師が適切な回答を提供できるよう取り組んでおりますが、公開されている内容は相談者からインターネット経由で寄せられた内容のみに基づき医師が回答した一事例です。
 通常の診察で行われるような、相談者の感じている症状・状態の詳細の聞き取りや観察などのコミュニケーションに基づく正式な診断ではなく、あくまで「一般的な医学的情報」を提供しています。 あなた自身について気になる症状がありましたら、当サービスのコンテンツのみで判断せず、必ず医療機関を受診し、医師の指示に従ってください。
 なお、当サービスによって生じた如何なる損害につきましても、運営元である株式会社eヘルスケアはその賠償の責任を一切負わないものとします。