腸や胃の症状が気になる。蕁麻疹もなぜ出たのか分かりません。

23歳・男性の健康相談

昨日から手のひらと足の裏の方に痒さがありました。本日、痒みは治らず膝の方に蕁麻疹のような紅斑が見られました。手の平や足の裏は赤くなっており腕や手の甲においても少し紅斑が見られます。
2週間前に扁桃腺が腫れ、高熱が出ており3日で熱は下がりました。しかし、その後に食べ物を食べた時に腸が過敏に大きく動くのがわかるほどでした。下痢は1週間続き今はありません。しかし、おならが溜まってることで腹痛になったりゲップが出そうで出ない感じが続いています。また、みぞおちらへんが時々少し痛くなったり、飲み込む時に若干違和感があるような気がします。こちらの症状と痒みには関係があるのか知りたいです。今のところ、喉の痛みや咳・味覚症状・嗅覚症状はなく食欲もあります。コロナなのか心配でストレスが溜まってく一方で心配で相談しました。よろしくお願いします。
相談日:2020/05/01

この相談者が異常を感じている部位

この相談者が服用している薬

ミグシス

この相談の目的

受診の必要性が分からない どんな病気なのか分からない
男性・23歳
身長 176cm・体重 80kg
相談時の体温:37℃
食欲:ある
顔色:ふつう
症状が始まった時期:前日

この健康相談に対して、2名の医師からの回答がありました
1件目の回答

最寄りの医療機関を受診しましょう

消化器内科(胃腸内科)医師からの回答
その他の標榜診療科:内科, 感染症内科

多形紅斑かもしれません。多形紅斑とは、皮膚や粘膜に病変を生じる免疫機序による疾患で、多形滲出性紅斑と呼ばれることもあります。感染症や薬剤に対するアレルギー反応が主な病因で、症状に合わせてステロイド外用や内服で治療し改善します。一部では年に数回繰り返すこともあります。

原因

原因はストレス、感染症、なかでも単純ヘルペスウイルスや溶連菌、マイコプラズマなどが多くみられます。他にも下に挙げるように原因は多岐にわたります。

感染症:ウイルス(単純ヘルペスウイルスなど)、細菌(レンサ球菌、マイコプラズマなど)、白癬、クラミジア、リケッチアなど
薬剤
膠原病(特に全身性エリテマトーデスの患者さんにみられることがある)
アレルギー性疾患
その他:血液の悪性腫瘍、寒冷刺激など
症状

多くは頭痛や発熱、関節痛、倦怠感などの風邪に似た症状や感染症の症状に引き続いて、四肢先端や関節部に左右対称性に楕円形の紅斑が生じます。

典型的な皮膚症状は環状にやや盛り上がる紅斑で、中心部が陥凹し色が淡く抜けてみえることから標的状病変(target lesion)と呼ばれますが、必ずしもみられるというわけではなく、癒合して地図状の紅斑となることもあります。数日かけて四肢や体幹に広がった後に徐々に色が淡くなり、一般的には2~3週間かけて薄茶色の色素沈着を残して治癒します。かゆみはある場合とない場合があります。

口唇や陰部、眼粘膜などの粘膜部にも症状が出るタイプと、皮膚に限局して症状が出るタイプがあり、前者では発熱や関節痛を生じることもあります。また後者の一部は年に数回再発を繰り返すこともあります。


検査・診断

皮膚症状が出る前に前駆症状があったかどうか、きっかけがあったかどうかなどの原因を特定するための問診が主となります。採血検査で炎症反応や一部の感染症を調べることもあり、症状がひどい場合や長引く場合には、診断や他の疾患の否定のために皮膚生検(局所麻酔をしてから皮膚の一部切り取って調べる検査)を行うこともあります。

また薬剤によるものと考えられた場合には、原因薬剤を特定するために、治癒後にアレルギーテスト(薬剤リンパ球刺激試験(DLST):血液と疑わしい薬剤を反応させて行うテスト)、パッチテスト(疑わしい薬剤を適切な濃度・性状に調節した後に背部に2日間貼り付ける検査。貼った日から2日後、3日後、1週間後の反応を調べる)などを行うこともあります。

治療

感染症など原因が特定された場合には、症状に応じてウイルスや細菌を抑えるために抗ウイルス薬、抗生剤などで治療を行うことがあります。

一般的には抗ヒスタミン薬の内服や外用ステロイド剤による対症的な治療を行います。皮膚症状が広範囲である場合や口唇や外陰部などの粘膜部に症状が出ている場合などにはステロイドの内服を行うこともあります。

皮膚科を受診しましょう。

推奨診療科と医療機関タイプ

内科 皮膚科

可能性のある病気

多形紅斑

※この病名は、相談者から一方向的に送信された相談内容に基づき、回答者である医師があくまで「可能性がある」と感じた病気・疾患名であり、正式な診断ではありません。あなた自身の体調について気になる点がある場合、本サイトのコンテンツのみで判断せず、必ず医師の診察を受けて判断してください。

特に気をつけること:
参考とするWebサイト:

2件目の回答

自宅で安静にしていましょう

内科医師からの回答
その他の標榜診療科:腎臓内科, 消化器内科(胃腸内科)

御記載の内容からは、胃腸嗜好性のウィルス感染症が疑われます。それに伴い、皮膚病変も出現していると考えます。暫くの経過観察で、軽快してくると考えます。思わしくない場合は、消化器内科を受診して下さい。

推奨診療科と医療機関タイプ

消化器内科

可能性のある病気

急性胃腸炎

※この病名は、相談者から一方向的に送信された相談内容に基づき、回答者である医師があくまで「可能性がある」と感じた病気・疾患名であり、正式な診断ではありません。あなた自身の体調について気になる点がある場合、本サイトのコンテンツのみで判断せず、必ず医師の診察を受けて判断してください。

特に気をつけること:
参考とするWebサイト:
この相談と関連する他の症状

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