左足の力が抜けてしまい、上手く歩けない。手、顔に痺れ、腹痛、立ちくらみ。

43歳・女性の健康相談

何年も前から手の震えが出現し、本態性振戦と診断されていました。その後手の痺れ、体のあちこちに痛み、腹痛、めまいなど様々な症状が見られ、自律神経失調症、繊維筋痛症など診断を受けましたが、良くなったり、悪くなったりを繰り返しています。今回仕事上でストレスが強くなり、鬱と診断されていましたが、1週間くらい前より、左足にチカラが入りにくく、かくっと歩いていても力が抜けることがあり、時々座り込んでしまう事もあります。また、立ちくらみの症状、立っていると腹痛が起こるなどの症状も悪化しています。手の平がチリチリする。痺れるような感覚が顔や手に出るといった症状もあります。これは鬱によるものなのか、それとも他の病気を考えて受診した方が良いのか、受診する時は、何科が良いのか良く分かりません。よろしくお願いします。
相談日:2019/06/22

相談者が特に気になっている症状

お腹が張る 手足がふるえる 手指がしびれる

この相談者が異常を感じている部位

この相談者が服用している薬

タンドスピロン、セルトラリン 、加味帰脾湯エキス細粒、モンテルカスト、ミノマイシン、ピル

この相談の目的

どんな病気なのか分からない 大きな病院にいくべきなのか分からない
女性・43歳
身長 145cm・体重 45kg
食欲:ある
顔色:ふつう
症状が始まった時期:1ヶ月以上前

この健康相談に対して、3名の医師からの回答がありました
1件目の回答

最寄りの医療機関を受診しましょう

精神科・神経科医師からの回答
その他の標榜診療科:神経内科, 心療内科

極めて多彩な症状ですね。
到底、一つや二つの病態で把握はできないでしょう。
過去にも、繊維筋痛症や自律神経失調症などと診断を受けておられるようですが、それもやむをえないかと思われます。

その辺の問題点から、検証して行きましょう。

まず、繊維筋痛症ですが…
繊維筋痛症は、全米リウマチ協会が、原因不明の身体的疼痛に対して、診断基準を設けたことに端を発して、医師の間にも自己免疫性の身体疾患という理解が広まりました。

しかし、その診断基準に、自己免疫を含めて、身体疾患を裏付ける項目はありません。
治療法も、抗うつ剤や抗不安薬、鎮痛剤…と身体表現性障害とほぼ共通です。

いたずらに身体疾患であるというイメージを患者さんに与え、身体表現性障害や解離性疼痛症の固定化の一因になっていると、個人的には考えています。

次に、自律神経失調症ですが…
これは、ストレスや深層意識に内在した葛藤が自律神経を介してもたらす身体症状です。

だれでもストレスや緊張があると、自律神経を介して心臓や呼吸に影響を与えてドキドキして呼吸も速くなりますが、その反応が、さまざまな臓器に生ずることがあります。
自律神経は交感神経と副交感神経のことで、ヒトの臓器は脳も含めて、すべてこの神経系のバランスの元に作動しています。
ですから、ストレスなどからあらゆる身体症状、精神症状が再現されることがあります。
それが自律神経失調症の実態です。

いずれも、不安やストレスがもたらしている身体反応と考えることができます。
発端の不安やストレスへの対応が、治療の基本となるでしょう。

その第一選択薬は、依存・耐性がなく、不安に強い効果のあるレクサプロ、セルトラリンなどSSRI系抗うつ剤とされています。
それと、その効果を増強し、深層意識にも作用する、エビリファイ、ロナセン、ルーランなど非定型抗精神病薬をごく少量併用されると根治の期待もできます。

心療内科、精神科にご相談なさるとよいと思います。

推奨診療科と医療機関タイプ

心療内科 精神科
特に気をつけること:
参考とするWebサイト:

2件目の回答

最寄りの医療機関を受診しましょう

内科医師からの回答
その他の標榜診療科:呼吸器内科, 神経内科, リハビリテーション科, 放射線科

手の震え、あちこちの痛みとしびれ、めまい、立ちくらみ、腹痛、力が入らない、など、多彩な症状をお持ちです。本態性振戦、自律神経失調症、線維筋痛症、うつ、血流障害、循環障害、内分泌・代謝障害、などを考えます。神経内科、心療内科、精神科、循環器内科、内分泌・代謝内科、のうちのどれかを受診されるのをお勧めします。一人の先生を主治医として、ほかの科の先生にも協力してもらって、あなたの症状を一つずつ取り去っていって、元気を取り戻していただけると良いと思います。

推奨診療科と医療機関タイプ

心療内科 精神科 神経内科
特に気をつけること:
参考とするWebサイト:

3件目の回答

最寄りの医療機関を受診しましょう

脳神経外科医師からの回答

脳のMRIはうけておられますか。なければ脳神経外科受診をお勧めします。もしすでに脳に器質的な病気がないのであれば、心療内科受診をお勧めします。

推奨診療科と医療機関タイプ

心療内科 精神科 脳神経外科

可能性のある病気

うつ病

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特に気をつけること:
参考とするWebサイト:
この相談と関連する他の症状

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