腹痛、頭痛が治ったら喉の異物感が出た
29歳・女性の健康相談
4月の頭あたりから軟便、普通便、下痢を繰り返しており、4月15日に急な頭痛に襲われそれと同時に吐き気も出てきました。熱を測ったところ、予測で35.8、35.6、35.9と低体温でした。睡眠をとったところ、吐き気、頭痛共に治ったのですが、しばらく携帯をいじっていたらまた軽く頭痛が出ました。 その後も時々軽い頭痛が出たり気持ち悪さが続き、その時に熱を測ると35度台でお風呂に入ったりして体を温めると痛みがひいていましたが、2、3日つづきました。頭痛が治まったと思ったら胃の圧迫感、苦しい、ゲップが出ると同時にこみ上げてくる感じなどの症状が出始め2.3日続き、少しずつ治ってきましたが、昨日の夜から急に喉に異物感(乾いているような感じ)を感じるようになりました。 病院を受診したいのですが、コロナが流行っている為、病院に行ってコロナに感染するのも、自分が保菌者で他の人にうつしてしまうのも怖いです。 コロナでしょうか?
相談日:2020/04/25
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この相談者が異常を感じている部位
この相談の目的
受診の必要性が分からない
どんな病気なのか分からない
女性・29歳
身長 156cm・体重 79kg
相談時の体温:36℃
食欲:ある
顔色:ふつう
症状が始まった時期:2-3日前
この健康相談に対して、1名の医師からの回答がありました
1件目の回答
自宅で安静にしていましょう
内科医師からの回答
ご質問ありがとうございます。ご相談内容、拝見いたしました。 おからだがご不調の様子、ご心配のことでしょう。記載いただいた情報で考える限り、風邪が疑われますが、新型コロナウイルス感染症は一般の風邪症状や頭痛、下痢、結膜炎、味覚障害、嗅覚障害を呈することもあり、その可能性は否定はできないところですが、現時点では検査も簡単には出来ない状況であり、診断自体が難しいところです。呼吸困難といった入院を要する症状ががないのであれば、現状では治療法も確立しておりませんので、基本的には経過観察しかありません。手洗い、マスク着用などをしていただいて周囲にうつさないように生活してください。外出や出勤、登校はやめましょう。もちろん、今後、呼吸困難などがあれば帰国者・濃厚接触者相談窓口に連絡して、受診先の病院をどこにするかなどの指示を仰いでください。 ただし、相談センターも人手が限られておりますので、重症でなければ、お電話も極力、控えてください。また、医療機関を受診される場合も、くれぐれも事前連絡なしに受診することは厳に慎んでください。 風邪であった場合もウィルス感染症であり、特効薬と呼べるレベルの治療薬はありません(風邪薬も市販のものと病院処方のもので効果に大差ありませんし、風邪薬を早く飲んだからといって治りが早くなるということも科学的には立証されていません)で、現実的には時間が薬というところです。それでも、一般的な「風邪」で薬物治療をするとすれば、高熱で辛ければ解熱剤、咳が止まらなくて辛ければ咳止め、などの「症状」を抑える対症療法しかありません。十分な栄養と水分補給、静養により自己免疫力を高めて治すのが一番です。 抗生剤も無効ですが、上記のような解熱鎮痛剤などの治療薬(市販もされています)をご希望でしたら、お近くの内科クリニックを受診されてもいいですが、医療機関でコロナウィルスをうつされるリスクもありますので、自宅で安静が無難だと思います。受診されるなら必ず事前で電話をしてから受診ください。なお、抗生剤は使えば使うほど効かなくなります(耐性菌ができてしまいます)。抗生剤は本来、細菌感染症に限って使用すべきものですが、風邪やインフルエンザなどウィルス感染症でも処方されることが少なくありません。抗生剤を濫用すると耐性菌が出来てしまって、肝心な時に薬が効かない状況になりかねません。あるいは、細菌感染症であっても効果の乏しい抗生剤を悪気なく、処方してしまう医師もいます。この場合も、やはり、耐性菌を生むことになってしまいます。耐性菌は家庭内を含めて、ヒトからヒトに伝播するので、社会的な問題にもなっております。特に、抵抗力の弱い、子供さんやお年寄りには由々しき問題です。そういった方で耐性菌による感染症が生じてしまうと、菌を叩く抗生剤が無いという状況にもなりかねません。 安易に抗生剤を処方する医師への受診は避けることをお勧めします。 なお、身長と体重に基づいたBMIの数値で機械的に判断すると、肥満もしくはそれに準じる状態にあられるようです(ただし、筋肉質でいっらしゃることでのBMI上昇なら肥満には該当しません)。 肥満があると、今回の症状で投薬を受ける場合、薬効が出難くなる可能性があります。また、肥満があるとコロナウィルスに感染した場合に呼吸器症状が重くなりやすいという米国の報告がある他、生活習慣病(高血圧、糖尿病、痛風、高コレステロール血症など)や脳卒中、心筋梗塞に限らず、癌の危険因子でもあります。 がん検診の対象年齢でおられるならばお住いの自治体の案内に従って毎年、がん検診を受けてください。ちなみに、女性の場合は40歳以上で乳がんの、20歳以上で子宮頸がんのがん検診が推奨されています。 体調が落ち着いたらぜひともダイエットも頑張りましょう。食べ物に関しては、特定のものを我慢するよりも、シンプルに野菜を多く摂取される「だけ」を意識されると、相対的に自然に炭水化物や肉類の摂取が減ってよろしいかと思います。 自力でのダイエットが難しいようでしたら、肥満外来を受診されてもいいでしょう。もしくは、漢方専門医を受診し、漢方薬の手を借りてもいいでしょう。漢方薬の中に、ダイエット効果のあるものがいくつかございます。但し、体質に合わせて選ばないと、効果が出にくいため、専門医の診察を受けた上で、漢方薬を選んでもらった方がよろしいでしょう。
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推奨診療科と医療機関タイプ
感染症内科可能性のある病気
頭痛
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特に気をつけること: https://www.jca.gr.jp/public/seminar/024/001_hara.html
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