統合失調症の治療および対応。完治は難しいのでしょうか?

78歳・高齢者女性の健康相談

昨年4月に妄想と幻聴がひどくなりました。
1人暮らしなので、いろいろと心配から来てしまったのか、父の介護でストレスがたまって
老人ホームに入ることになってホッとしたのか?
わかりません。

それで近所の方にもご迷惑をおかけしてしまい、
急遽、精神科の病院に入院しました。4ケ月入院してその後老人ホームへ7ケ月入居しました。

だいぶ安定して本人がどうしても家に帰りたいというのと経済的な事情もあり実家に先月末に戻りました。

でも、1人だと薬を飲んでいなかったようで一週間で妄想が始まり、今日は特にひどくて心配です。

実家とは遠く帰省するのに4時間かかります。

毎朝訪問介護のかたに様子を見て頂いていたのですが、病院に行って薬をもらいに行ってくれなくて
ヘルパーさんともお金がかかるからと行かないので
今薬を飲んでいない状態が一週間続いています。

どのように対応していったらいいのかわからなくて
悩んでいます。もう一度老人ホームに入居させた方がいいかなと思うにですが、本人はどこも悪くないと言って抵抗します。

相談日:2019/04/16

この相談者が感じている症状

不安が強い 幻覚・妄想を感じる イライラする

この相談者が服用している薬

便秘薬と精神安定

この相談の目的

処置、対処法が分からない
高齢者女性・78歳
身長 154cm・体重 58kg
食欲:ある
顔色:ふつう
症状が始まった時期:1ヶ月以上前

この健康相談に対して、3名の医師からの回答がありました
1件目の回答

最寄りの医療機関を受診しましょう

内科医師からの回答
その他の標榜診療科:循環器内科, 心療内科

統合失調症に伴う妄想と幻聴に対しては、クエチアピンなどの内服薬による治療が必要であると思われます。
そうではなく認知症や廃用に伴うものに対しては、認知症治療薬が望ましいということになります。
またそれとは別に、急な入院や急な入居に伴う妄想や幻聴をきたすこともありますが、今回はそれに該当するわけではなさそうです。ただしこれに関連して記載をしますと、老人ホームに入居させることで妄想や幻聴が改善することは期待できず、むしろ認知症や廃用の進行により悪化する危険性の方がはるかに高いと思われます。そのため、妄想や幻聴を改善させるために老人ホームへ入居というのは逆効果だと思います。
処置、対処法を知りたいについては、精神科あるいは心療内科を受診して、クエチアピンなどの治療薬を処方していただくべきだと思います。また家族と一緒に生活をすることにより、現実に対する理解が正しく保てるということで、妄想や幻聴が発生するリスクを減らすことが期待できます(環境の改善が可能であればご検討下さい)。

推奨診療科と医療機関タイプ

心療内科 精神科
特に気をつけること:
参考とするWebサイト:

2件目の回答

最寄りの医療機関を受診しましょう

精神科・神経科医師からの回答

統合失調症は、社会ストレスに脆弱性の高い病気で、薬物療法、及び無理せずのんびりとした生活(社会へのリハビリ=家族・役所・福祉・医療などの利用)を、半永久的に続けることがこと、治療の基本になります。現代の医学では、完治は困難で、進行抑制が、最善の方法です。

推奨診療科と医療機関タイプ

精神科

可能性のある病気

統合失調症

※この病名は、相談者から一方向的に送信された相談内容に基づき、回答者である医師があくまで「可能性がある」と感じた病気・疾患名であり、正式な診断ではありません。あなた自身の体調について気になる点がある場合、本サイトのコンテンツのみで判断せず、必ず医師の診察を受けて判断してください。

特に気をつけること:
参考とするWebサイト:

3件目の回答

最寄りの医療機関を受診しましょう

外科医師からの回答
その他の標榜診療科:内科, 小児科, 心療内科

この病気は薬物療法の継続が当分の間必要で、服薬が滞ると精神症状が不安定になるので確実に服薬できる体制を整えることが重要です。通所サービスだけで服薬が難しいのであれば入所施設で様子を見るしかないと思います。

推奨診療科と医療機関タイプ

精神科

可能性のある病気

統合失調症

※この病名は、相談者から一方向的に送信された相談内容に基づき、回答者である医師があくまで「可能性がある」と感じた病気・疾患名であり、正式な診断ではありません。あなた自身の体調について気になる点がある場合、本サイトのコンテンツのみで判断せず、必ず医師の診察を受けて判断してください。

特に気をつけること:
参考とするWebサイト:
この相談と関連する他の症状

医療Q&Aなびでは、病院なび医療相談サービスに一般の皆様から寄せられた健康・医療に関する相談に、医師が回答した内容をコンテンツとして公開しています。医師が適切な回答を提供できるよう取り組んでおりますが、公開されている内容は相談者からインターネット経由で寄せられた内容のみに基づき医師が回答した一事例です。
 通常の診察で行われるような、相談者の感じている症状・状態の詳細の聞き取りや観察などのコミュニケーションに基づく正式な診断ではなく、あくまで「一般的な医学的情報」を提供しています。 あなた自身について気になる症状がありましたら、当サービスのコンテンツのみで判断せず、必ず医療機関を受診し、医師の指示に従ってください。
 なお、当サービスによって生じた如何なる損害につきましても、運営元である株式会社eヘルスケアはその賠償の責任を一切負わないものとします。