気持ちが沈んでいて、心療内科の必要性を知りたい
26歳・女性の健康相談
もともとネガティブ思考で気持ちを溜め込む癖があるのは自覚してましたが、4月から職場環境が変わったためか、以前にも増して人間関係の悩みが増え、相手から言われた言葉1つで頭がいっぱいになってしまいます。「なんか疲れてない?」と言われる回数が圧倒的に増えました。 自分では、こんな些細なことで悩むのは生きづらいから気にしないようにしなければと思っていますが、それが逆に自分を追い詰めている状態です。 心療内科に行くべきなのか、それほどでもないのか判断がつきません。
関連コラムを見る
この相談の目的
最寄りの医療機関を受診しましょう
精神科・神経科医師からの回答
お辛いことと存じます。HSP(Highly Sensitive Person)といい、生まれつき刺激に敏感で周りからの刺激を過度に受け取ってしまう人のことを指します。 日頃から些細なことに疲れやすかったり、人の感情に巻き込まれて苦しい思いをしたり、頼まれごとを断れずに自分のことを責めやすいといった特徴があります。心の境界線、自分が自分であるためのバリアがもろく、簡単に相手からの影響を受けてしまいます。 その性質は人の気持ちを敏感に感じ取り、深く共感できるという素晴らしい一面である一方、相手に過剰に同調してしまったり、相手の気分や考えに引きずられて自分の本音との兼ね合いでしんどくなり、自分を見失ってしまいがちになります。 また、いつも周りに気を使っているため楽しいことであってもへとへとに疲れてしまう傾向があります。普段から無意識に周りの刺激をアンテナのように拾い集めているため、人ごみや周りの人のネガティブな感情に巻き込まれ、自分を消耗してしまいます。 対人関係においても良心的で優しく、相手のことを優先する傾向にあります。そのため相手のことを気にするあまり、ちょっとしたことでも自分が悪いのではないかと自分を責め、悪い方に考えてしまう傾向があります。 対処法としては、頑張ることをやめ、相手が取るべき責任と自分が取れる責任を分ける、相手のニーズだけではなく自分のニーズも大切にすることが挙げられます。HSPの人は子供の頃に親の反応に人一倍気を使い、人一倍傷ついてきた過去があるものなので、過去に親に言われて辛かったことや嫌だったことを書き出し、してほしかったことや思いを書き出すことで過去の心の傷を整理することも一つの方法です。 そして自分のありのままの感情を見つめ、我慢することなく自分の感情を大切にする、受け止めることも大切です。次に嫌われる勇気を持つ、本当に嫌われることをするのではなく、あなたがしたいことが相手と違ってもそれを認める、自分の心地よさを大切にするようにしてください。 長くなりましたが、もししんどさが続くようでしたらカウンセリングや心理療法を受けられると心の負担が軽くなります。遠慮なさらず、取り扱いのある医療機関や保健所の心の相談窓口をご利用いただければと思います。
可能性のある病気
※この病名は、相談者から一方向的に送信された相談内容に基づき、回答者である医師があくまで「可能性がある」と感じた病気・疾患名であり、正式な診断ではありません。あなた自身の体調について気になる点がある場合、本サイトのコンテンツのみで判断せず、必ず医師の診察を受けて判断してください。
最寄りの医療機関を受診しましょう
内科医師からの回答
その他の標榜診療科:循環器内科, 心療内科
「気が滅入る・憂鬱である、不安が強い、ストレスを感じる、イライラする」の原因として、うつ病あるいはうつ状態による可能性が極めて高いと思われます。それ以外には適応障害、解離性障害などの可能性も考えられますが、いずれにしても精神科疾患による可能性が極めて高いと思われます。 精神的に病的な状態に落ち込んでいることが原因であるため、処置、対処法を知りたいに対する回答としては、自分自身の頑張りや我慢によって改善する可能性は低く、むしろ逆に精神ストレスにより悪化する可能性が高いと思われますので、改善のためには病院受診が唯一の方法だと思われます。 またうつ病の悪化により今後さらに日常生活や社会生活に大きな支障をきたしてしまう恐れもありますので、受診が強く望まれます。 そのため、病院受診の必要性を知りたいについては、極めて高いと思われます。 精神科専門医によるカウンセリングならびに薬物療法が必要であると思われますので、お近くの精神科あるいは心療内科を受診されることを強くお勧めします。
可能性のある病気
※この病名は、相談者から一方向的に送信された相談内容に基づき、回答者である医師があくまで「可能性がある」と感じた病気・疾患名であり、正式な診断ではありません。あなた自身の体調について気になる点がある場合、本サイトのコンテンツのみで判断せず、必ず医師の診察を受けて判断してください。
最寄りの医療機関を受診しましょう
精神科・神経科医師からの回答
お辛いこととお察しいたします。 現時点では職場での人間関係を主たるストレス要因とした適応障害と考えられます。 適応障害はストレス要因の軽減あるいは回避により改善します。 日常生活にも支障が生じているのであれば、うつ状態に進展している可能性があります。 いずれにしろ、一時仕事を休んだ方がよいかもしれません。 精神科か心療内科を受診して、休養が必要であるという診断書を書いてもらい、あわせて治療を受けられてはいかがでしょうか。 どうぞ、お大事になさってください。
可能性のある病気
※この病名は、相談者から一方向的に送信された相談内容に基づき、回答者である医師があくまで「可能性がある」と感じた病気・疾患名であり、正式な診断ではありません。あなた自身の体調について気になる点がある場合、本サイトのコンテンツのみで判断せず、必ず医師の診察を受けて判断してください。
この相談と関連する他の症状
病院なびで医療機関を探す
医療Q&Aなびでは、病院なび医療相談サービスに一般の皆様から寄せられた健康・医療に関する相談に、医師が回答した内容をコンテンツとして公開しています。医師が適切な回答を提供できるよう取り組んでおりますが、公開されている内容は相談者からインターネット経由で寄せられた内容のみに基づき医師が回答した一事例です。
通常の診察で行われるような、相談者の感じている症状・状態の詳細の聞き取りや観察などのコミュニケーションに基づく正式な診断ではなく、あくまで「一般的な医学的情報」を提供しています。 あなた自身について気になる症状がありましたら、当サービスのコンテンツのみで判断せず、必ず医療機関を受診し、医師の指示に従ってください。
なお、当サービスによって生じた如何なる損害につきましても、運営元である株式会社eヘルスケアはその賠償の責任を一切負わないものとします。